アメリカでの披露宴[3] ファッション拝見！(2ページ目)

着付けとヘアメイクは？

着物というと、まず心配になるのが着付けです。このハードルが高いために、日本人の着物離れが進んでしまったと言っても過言ではないでしょう（ま、金額の問題もありますが）。日本にいるなら美容院や専門の方に依頼することができますが、外国でというとまた一層ハードルが高くなってしまいそう……。

ところが、なんと、幸いなことに、直美さんのお母様は日本舞踊の先生なのです！　着物はお手のもの、小物も揃っているし、着付けも安心してお任せできるという状況なのでした。これはもう着るしかないでしょう。


着物の後姿って、本当に素敵ですね。これはお母様が結んでくださった帯です。華やかで綺麗！！

和服に造詣が深いお母様のお見立てがあったのでしょう。着物や帯の選び方に上品なセンスの良さを感じますよね。




和服のもう１つの問題はヘアスタイル。長時間くずれないアップにしなければなりません。しかも着物に似合う……。

この点も難なくクリア。なんと、ありがたいことに、ブライズメイドをつとめてくれたお友達の１人が美容師さんなのですって！　もう「着物を着なさい」と言われているようなものですね。


直美さんの髪には、左側に白いパールの、右側に赤と黄色の小花の、和風髪飾り（かんざし）がさしてありました。披露宴の最後までくずれることなく、美しさを保っていましたよ。

最近は着物でも長い髪をおろしたヘアスタイルの方を時々見かけますが、このようにすっきりアップにして襟足を見せたほうが断然きれいですね。


会場の花だったのは、この方たち！