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日本語を勉強中[6]…外国人は上達が早い?(2ページ目)

中学・高校と6年間勉強してもなかなか英語が話せない日本人に比べ、なぜ外国人は語学の上達が早いのでしょう? どうしたら私たちも同じように外国語が習得できるようになるのか、考えてみました。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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間違いを恐れずに話す

外国語でオーダーする時ってとても緊張しますよね。違うものが出てきちゃうこともしばしば……
先のシリーズ記事を読んでいただければ分かるように、夫を見ていて、いちばん感じたのは「間違いを恐れずに話す」ということでした。間違ってもなんでも、とにかく日本語を使って話すことをやめないのです。あれだけ私に笑われても(注:「思わず噴き出してしまった」という笑いです)、決してメゲることなく、話し続けているのには正直感服していました。

実は吹き出した後、「しまった、笑い過ぎたかな?」と思うことがよくあったのです。もし自分の英語がこんなに笑われたら、絶対にもう話したくなくなってしまうだろうなあ、と……。そして密かに、これがきっかけで日本語が嫌いになったらどうしよう?と、心配もしていたのでありました。

そんな心配をよそに、夫はその後も珍言・迷言を連発しつつ、勉強を続けて今日に至っているので、よかったなあと思うのでありますが……

恥ずかしいとは思わない

ある時、夫に聞いてみました。
「日本人は間違いを笑われると恥ずかしいと感じて、その後なかなかしゃべれなくなったりする人もいるんだけど、そんなふうには感じないの?」

すると、しばらく考えてから、このように答えてくれました。
スイスは母国語が複数なので、小さい時からいろいろな言語を勉強しなくてはならない。その時にもう何度も間違っているので、間違っても別に普通というか…、恥ずかしいとは思わない。

あぁそうか~と納得。私たちの英語学習を振り返ってみると、「間違ってはいけない」というのが大前提にありましたから、その時の感覚をまだどこかで引きずっているんでしょうね。授業で指されて間違ったりすると恥ずかしかったですし……。

まずはこの「恥ずかしい」という感覚を捨てることでしょう。先の日本人学生のように、我々は「6年間も勉強しているのにしゃべれない」という“恥ずかしさ”を、何となくどこかに持っているのですが、「母国語ではないし、日本語とは全然違う体系の言語なのだから」という多少の開き直りも必要です。間違って当たり前、くらいに思わないと……。どの外国語でもそうですけど、後から学んだ言語を全く間違わずに話すというのは、一部のスゴイ人を除いて、ほとんど不可能ですから……。

そのくらい開き直って、間違っても笑われても、とにかくどんどん話すことが、上達への第一歩です。

常にブツブツ言う

「日本語を勉強中」のシリーズ記事に時々出てきたのが、ブツブツ独り言を言っている夫の様子でした。ホントによくしゃべってましたね、1人で。これも日本語上達への早道だったと思います。

実際、声に出して読んだりするのは、語学の勉強法としては効率的でおすすめなのだそうです。読むという自分の意識と発声、同時にその声が耳から入ってくるので、二重に印象づけられ記憶に残るそうです。外国語を勉強中の方は、独り言作戦、試してみてください。


次ページでも外国の人独特の上達のコツをご紹介!


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