「ご縁」とは、人と人を結ぶ不思議な力

クリスマス・オーナメントの赤いリボンも、人と人を結ぶ縁(えにし)を象徴しているのかも……

「ご縁」は日本語ではよく使われる言葉です。
「これも何かのご縁ですね」とか「これをご縁によろしくお願いします」とか「ご縁があったらまたお会いしましょう」とか……。
神社やお寺にお参りに行ったとき、「ご縁」がありますようにと、お賽銭に5円をあげたことがある方もたくさんいらっしゃるでしょう。

三省堂提供のオンライン辞書「大辞林 第二版」によると、
 「えん【縁】
  (1)人と人を結ぶ、人力を超えた不思議な力。巡り合わせ。」

とあります。
「結ぶ」という言葉ともつながりが深く、「縁結び」もそうですし、赤い糸の伝説も“縁が結ばれていた”ことを表していますよね。

これらは、日本人ならば、いちいち説明しなくても、暗黙のうちに意味が分かり合える言葉です。

ところが、外国語に訳そうとすると、けっこう難しいのです。
おそらく漢字を使うアジアの国々では、同じように分かり合えたり、的確な訳語が存在すると思うのですが、英語に訳そうとしたときに、ハタと考えてしまいました。

ちなみに、こちらも辞書をひいてみたところ、三省堂の「EXCEED 和英辞典」には次のように出ています。
 「えん 縁
   《巡り合わせ》fate; karma;
   《関係》(blood) relation; connection; ties
   ・~を切る sever relations; 《離縁する》divorce.
   ・~を結ぶ form a connection ((with)); marry ((a person)).」

確かにこれで合っているのですが、微妙に何か足りないような気もしますよね。私もいろいろな言葉を駆使して説明した記憶があります。

「ご縁」というのは、男女の仲だけではありません。人が生きていくときには、助けられたり助けたり、いろいろな人とのご縁があるわけですが、上記の和英辞典で「縁を結ぶ」が「marry(結婚する)」となっているのをみると、やはり結婚には「ご縁」というものが大きく関わっているのかもしれません。