国際結婚/国際結婚アーカイブ

自慢というより誇り、普通の結婚と何ら変わらない…… 「国際結婚って自慢?」の真実(3ページ目)

「国際結婚している人って内心はすごく自慢しているみたい」という声を少なからず耳にします。そこで「あなたの一票」で「国際結婚って自慢?」をテーマに本当の気持ちをうかがってみました。結果は?

執筆者:シャウウェッカー 光代

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2位:自慢とは違うが、異文化間で頑張っている自分やパートナーを誇りに思う……31%


英語では同じbe proudですが、日本語で「自慢する」と「誇りに思う」は意味が全然違います。約3分の1の方々が「異文化間で頑張っている自分やパートナーを誇りに思う」を選び、2位となりました。
“頑張っている自分たち”や“環境に適応しようとしているパートナー”、“仕事熱心な夫”、“語学修得に努力している妻”etc.を「誇りに思う」場合に、投票してていただいています。

憧れの海外生活。でも適応するのがむずかしい場合も……
この「誇りに思う」という感覚、私にもよく分かります。
国際結婚では、夫婦のどちらかが必ず異文化の中で暮らさなければなりません。まず言葉を覚えなければならない……。そして、異文化の生活習慣に溶け込み、慣れていかなければなりません。さらに、家庭内でも常に異文化(=パートナー)との接触があるのです。

結婚を機に何もかもが一変するなかで、そんな新しい環境に自分を適応させていかなくてはなりません。それに要する努力は並大抵のものではないと思います。

私は、以前も思っていましたけど、日本に来てから、とみに夫のことを「偉いなあ」と思うようになりました。
カナダにいた時は、2人とも異文化の中にいるわけですから、立場は同等。何かあったら、2人で協力して事に当たらなければなりません。つまり、大変さも異文化ストレスも同じに持っていたわけです。

それに比べたら、日本にいると、私は何とラクなこと!! 生まれ育った文化の中にいて、日本語で話せるし、家族もそばにいるわけですから。

しかし、彼にとっては、そんな私と真逆な状態になったわけです。いくら日本が大好きで自分から望んで来たとはいっても、やはり周り中が異文化ですからねえ。目には見えない、自分でも気づかないストレスもあると思うのですよ。

それに日本語が堪能とはいっても、生活上や法律上の手続きなどは1人では難しい場合があります。どうしても母国に住んでいる側がサポートしなければならない。それは、どの国際結婚カップルにも言えることです。

そんな自分たちを客観的に見て、頑張っているパートナーを誇りに思ったり、努力している自分を自分でほめたり、相手の立場を思いやり協力し合っている自分たちを「よくやっているなぁ」としみじみ思ったり……、そんなみなさんがここに一票を投じられたのだと思います。

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