名残惜しい眺めのいい部屋
いずれ帰ってくる予定なので、バンクーバーを離れる寂しさはそれほどないのですが、この眺めのいい部屋を引き払うのはとっても残念。バンクーバーのダウンタウンが一望でき、周辺の山と海も見渡せる、ほぼ180度のパノラマなのです。泊まりにきた家族や友人たちからの第一声も「え~っ、あの部屋を引き払っちゃうの!?」でした。この眺めには、本当に楽しませてもらいました。朝靄の中のビル群、夕焼けに生える山々、沖を走るヨットに、発着する水上飛行機、お天気の移り変わりも全部眺められました。夏は長い長いトワイライト・タイムをベランダでビールを飲みながら楽しみ、早く暮れる冬はダウンタウンの夜景を楽しみ、クリスマスのイルミネーションまで見ることができました。
それに、ここは私がホストファミリー宅を出て初めて一人暮らしをしたアパートなのです。結婚後、1階から今の3階の広い部屋に移りましたが、トータルで約9年住んでいたので思い出がいっぱい。スーパーやバス停近し、ビーチまで歩いて5分と、ロケーションも抜群で、よく海辺の道に散歩やジョギングに行ってました。
この9年間のカナダの思い出は、全部このアパートと共にあるのです。そんなわけで、なごり惜しいですけど、まあ仕方ないですね。2人で決めたことですから、前に進まないと。