※03年当時の体験談です。特にサービスなどの部分については最新情報をご確認ください

テキパキした仕事ぶりに夫感激

予約した時間帯に、「今からうかがいます」という電話をいただいたうえで、運送屋さんが取りに来ました。 部屋にはすっかり梱包が終わって、ナンバーがつけられた箱が7個と、書きあがった梱包明細書、送料と追加保険料を箱ごとに書き出し合計金額を出して一覧表にした紙(これは私が任意で作成した)、お釣りがいらないように準備したお金を入れた封筒が……。

計りとカッターを持って部屋に来た運送屋さん。計りは置いといて、まず片っ端から箱を持ち上げていきます。「みんな大丈夫ですね。コレだけちょっと重いけど、30kg以内でしょう」。う~ん、すごい。

梱包明細書を確認し、申告価格がC$1300を超えている箱があることに気づいた運送屋さん、「これは追加の保険料が……」と切り出しますが、すかさず私が「はい、電話で追加料金を聞いておいたので、これに全部書いてあります」と一覧表を差し出します。

「(意外だったのかちょっと驚いて)ああ、ありがとうございます。(内容を見てから)これ、いただいてもいいですか?」
「どうぞどうぞ!」と胸を張る私。作っておいたものが役に立つとうれしいもんです。

そして、梱包明細書の控えをもらい、箱に伝票を貼って、いよいよ荷物の運び出しです。うちのアパートは3階建てでエレベーターがありません。しかも部屋は3階。

「重いけど大丈夫ですか?」と心配する私に「大丈夫ですよ、慣れてますから」と軽く受け流し、アシスタントの人と1つずつ運び出していきます。階段の近くまでは夫も手伝って運びましたが、あとは2人が交替で階段を運び、あっという間に全部車に積み込まれてしまいました。

これですべて終了! この間、15分くらいだったでしょうか。そのテキパキした仕事ぶりに、夫はひたすら感動しています。「すごーい! やっぱり日本の会社はすごい! カナダ人だったらこうはいかない」

カナダの会社に頼んだことがないので分かりませんが、たしかにテキパキ・キビキビした働きぶりに私も清々しいものを感じました。明細書や一覧表をきちんと作っておいたことも作業を早める一助になったであろうことは、さりげなく付け加えておきましたけど。

いよいよカウントダウン

日本への荷物は送り出したものの、なぜか部屋にはまだ物がいっぱい。このうち、もう着そうもない洋服はすべて寄付しました。バンクーバーでは、衣類を寄付するためのボックスが街のあちこちに設置されているのです。2人で大きなゴミ袋6つ分くらいありましたかねえ……。

しかし、選別するときも迷いがあるんですよね。もう着ないけれども愛着があるとか。ボックスに持っていく寸前に、やっぱり取っておこうと拾い出した服も2~3着ありました。

私は仕事柄、資料類が多いので、パンフレットや雑誌も山のように処分しました。アパート裏のリサイクル用のコンテナは、私が1回目に出したものだけでフタができないくらいにあふれてしまい、業者が回収に来るまで2回目が出せませんでした。

私が書いた記事が掲載された雑誌は、掲載ページと表紙を切り抜いてファイルし、あとは処分。本当は丸ごと取っておきたいのですが、とてもそのスペースはありません。

ストーリッジ・ルーム(貸し倉庫)行きのものは、文具店で買ってきた同サイズの箱(このほうがスペースを無駄なく使える)に詰め込みます。Bankers Boxといって、よくアメリカ映画などで仕事をクビになったり異動になったりした人が、私物を入れて持ち歩いているダンボール箱です。持ち手になる穴が両サイドにあいていて、とても持ちやすいんですよね。それに大きさもちょうどいい。今度は自分たちで運ばなければならないから、大きすぎたり重過ぎたりしてはいけないのです。

本棚や机などの家具は、もともと組み立て式だったので解体しました。ちなみにストーリッジの料金は、いちばん小さい部屋で1カ月C$35~40くらいでした。