「自分が一人娘or長男などの理由で」は、日本人同士の結婚でもよく見受けられる反対理由ですよね。家を継がなければならないとか、そばにいて老後の面倒をみてほしいなどという親の思惑が、実現から遠ざかってしまう度合いは、国際結婚で娘・息子が海外に住む場合のほうがずっと大きいので、親も強く反対するのでしょう。
そういう親の気持ちも痛いほど分かる、でも、だからと言って自分の気持ちを曲げ、結婚をあきらめて日本にいたとして、果たしてそれで自分は幸せなのだろうか? じゃあ自分の人生って何なのだろう?
……ここで再び“板ばさみ状態”になってしまうわけです。
やっかいなのが「世間体や近所の目を気にして」。
これがメインの理由というケースは少ないとは思いますが、実家がある地域によっては、このようなことに異常にウルサイ場合もあるのです。
しかし、これはどうにも納得がいきません。自分の人生や幸せが、なんでそんなものに左右されなければならないのか……。だいいち“世間”や“近所の人”って誰? その人たちがあなたに何をしてくれるというのでしょう。
そんなことを「気にして」いる親自身の“気の持ちよう”を変えてもらうしかないのですが……。
「親戚が反対しているから」の場合もやっかいですが、逆に親戚の人が味方してくれ、両親を説得してくれたというケースもあります。親戚のなかで誰が反対していて誰が味方なのか、しっかり把握しておく必要がありますね。
親戚じゅうで反対という場合、ご両親のほうも、心情的にはあなたに賛成してあげたいのだけど、反対の態度をとらざるをえないこともあるかもしれません。この状況だと、親が“板ばさみ状態”になっているわけです。これもツライですね。
さて、今回はデータ的に全体像を見てきましたが、具体的にはどのような問題が生じているのでしょうか。
次回はそのあたりに着目していきたいと思います。