■後半はゲームで一緒に盛り上がる
ここまま別々にいたのでは、せっかくカップル同士で集まった意味がありません。
そこでMさんが考えたのが、一緒にゲームをすること。男女のチームに分かれ、ジェスチャー・ゲームで勝敗を競うことになりました。お題は"共通に答えられるもの"ということで、映画のタイトルになり、Mさんは別の部屋にこもってお題を考えます。
準備が整い、「ゲームをしましょう」とリビングルームに行くと、男性陣はテレビのアイスホッケー中継に夢中になっています。Mさんがゲームの説明を始めても、ホッケーのほうがいいだの、無音にして映像は流しておくだの、言いたい放題。
こんなことで、ゲームは盛り上がるんだろうか……?
ところが……
いやあ、人間って、勝ち負けや賞品がかかると、燃えるものなんですねぇ!?
男女対抗戦にしたら、次第に男性チームのほうが白熱。負けじと女性群も熱くなって、ポイントは競り合いになりました。
結果は女性チームの勝ちぃ!!
すると、ここで終わりたくなかったのか、男性陣が「もっと続けよう」と言うではありませんか!? でもメンバーが1巡する分のお題しか用意されてなかった……。Mさんもここまで夫たちがノッてくるとは思っていなかったのです。
と、1人の夫が立ち上がり「今度は僕が出題する」というのです。そして別室でお題の準備。結局このあと2回戦も戦い、全員で大いに盛り上がったのであります。
ゲームの後は、そのままリビングルームで、みんな入り混じってのおしゃべりタイムになりました。
■自分が楽しめるパーティーを考える
このパーティーで、夫たちの1人が「みんな奥さんが日本人という共通点があるなんて!」と妙に感心していたそうです。それほど男性側のほうが年齢も出身もバラバラでした。うちのようにスイス人もいれば、イギリス人も中国系カナダ人もいる。むしろ"妻が日本人"という以外、共通点はないかも……。たまには彼らがそういう人の中に入るという体験をしてもいいですよね。
別に日本人妻同士で集まらなくてもいいのです。趣味のサークルでのお友達や個人的に仲のいい人数人を誘って、そのパートナーやお友達同伴で、自分が楽しめるパーティーを開いてみてはいかがでしょう?
ポットラックにしてしまえば、準備はそれほど大変ではありません。飲み物も持参にすれば、主催者に負担がかからないし……。私たちはビール、ワイン、ウォッカ、バーボン、カルーア、ワインクーラーと実にバラエティ豊かでした。これもまた楽し。
今回のように、前半は別々に、後半は一緒に、というのはとてもいいアイディアだと思います。自分たちのおしゃべりが足りないと満足できないし、かといって最後まで別々というのも寂しいものがあります。言葉のハンデは関係なく、アクションも含めてみんなで楽しめるゲームや企画があるといいかもしれませんね。
お義理で出席しなければならないパーティーは仕方ありませんけど、それはそれとして、このクリスマス・シーズン、自分自身が楽しめるパーティーもぜひ考えてみましょう!!
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