国際結婚/国際結婚アーカイブ

連れていかれるのが苦手なら自分で楽しい催しを企画! こんなパーティーはいかが?

夫にパーティーに連れて行かれるのが苦手、楽しめない……。だったら自分で「妻主体」の楽しめるパーティーをつくってみては?先日出席したホームパーティーからヒントを得ました。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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パーティーの季節は憂鬱という方、ご自分たちで楽しいパーティーを企画してみては?
先日、友人の発案でホームパーティーがありました。
仲のよい友達同士の集まりでしたが、共通していることは、妻が全員日本人の国際結婚カップルということです。実に楽しいひと時でした。
そこでパッとひらめいた。
そうだっ、苦手なパーティーに出るだけでなく、自分で楽しいパーティーをつくっちゃえばいいんだ!

私たちのパーティーはこんな感じだったのです。

■妻主体のパーティー

欧米でパーティーといえば、夫の会社関係や知り合いに招かれることが多いもの。そこで日本人の妻は、慣れない言語、早すぎる会話についていけず、そこにポツンと"いるだけ"になってしまいがちです。頼みの夫は、向こうのほうで男性同士のおしゃべりに夢中。内心は「一刻も早く帰りたい」になってしまうわけですが……

でも、こんなパーティー体験だけではつまらないですよね。
そこで、同じような境遇のお友達同士が集まって、「妻主体のパーティー」を開くのはいかがでしょう? この日ばかりは、夫のほうが同伴される側になるのです。

先日のホームパーティーはまさにそんな感じでした。
カナダではパーティーというと、それぞれ料理1品を持ち寄るポットラック・パーティーが多いのですが、この日は主催のMさんが料理を用意してくれるとのこと。そこで私たちは飲み物とデザートを持参していきました。

お宅へうかがうと、まずはみんなへの挨拶。ご主人たちは、一度はお会いしたことがある人ばかりですが、中には初対面という方もいました。
挨拶がすむと、それぞれのグラスを持って、さっそくおしゃべり。が、夫たちはリビングルームへ、妻たちはダイニングルームと分かれます。
「いやあ、ダンナが向こうで話しててくれるとラクだわあ~」(←普通のパーティーでは出ない感想)
「日本語で思い切りしゃべれるからいいよね~」
などという言葉が飛び交い、パーティーは最初からリラックスした雰囲気に。

やがてお料理が次々にテーブルに出てきました。全部で6~7品あったでしょうか。あとはビュフェ・スタイルで、紙皿を持って、各自好きなように取り分けていきます。
料理を取ったら、また男女別々に。今度は「これ、おいしい~! どうやって作るの?」というレシピの話から、「あの番組の最終回見た?」なんていうテレビの話まで、話題は途切れることがありません。

実はこの妻たち、バンクーバーで「国際結婚ワークショップ」という催しを企画・運営している「国際結婚の会」の役員がほとんどなのです。普段のミーティングは、運営方針やらワークショップのテーマやらと固い内容の話だけで時間が過ぎてしまうのですが、今日ばっかりはそういう話題は一切なし。日頃はなかなかできない"他愛ないおしゃべり"を堪能したのでありました。
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