国際結婚/国際結婚アーカイブ

「私たちの国際結婚」シリーズVol.3(中編) 突然の彼の行動で急展開(2ページ目)

国際結婚カップルをリポートするシリーズ第3回目の中編。離れ離れになったものの、Yokoさんと彼は、少しずつですが確実に親しくなっていきます。そして……

執筆者:シャウウェッカー 光代

  • Comment Page Icon
■えっ、突然、彼が来日!?

そして年が明けた98年2月、なんと彼が突然来日! 
当然、仕事上の"友人"であるYokoさんの家も訪ねてきたため、思いがけない形でご両親に紹介することになってしまいました。

このとき、お母さんからは「まさか結婚するんじゃないでしょうね」としっかり予防線を張られてしまったといいます。肝心のお2人の間は、まだそんな状態ではなかったのですが、お母さんには何か予感するものがあったのかもしれませんね。

お父さんの様子は、かなり微笑ましかったようですよ。

Yokoさん「父は英語が全く話せず、彼は日本語がだめ。なのに2人で楽しそうに話しているんですよ。どうして通じているんだか……。
内容を聞いていると、父は昔、自衛隊にいたことがあって、彼も一時、軍関係にいたので、『バズーカを何発撃ったことがあるか』なんて競い合っているんです。父が『俺は石の上で寝た』と言うと、彼が『僕は雪の上で寝た』とか言って、じゃあ彼のほうがスゴイなんて……。なぜか会話になっているんですよね。
それに、2人とも車やバイクが好きという共通の趣味があったのもよかったみたいです」

それまでは外国人のボーイフレンドに対して牽制気味だったご両親ですが、実際に彼に会ったことで、少し気持ちが変わってきたようです。

■カナダには戻ったものの……

98年4月、再びカナダに戻ったYokoさん、今度は仕事でカナディアン・ロッキー内の町バンフに滞在します。彼からの急接近があったにも関わらず、すぐに彼のところに押しかけたりしないのが、慎重なYokoさんらしいところです。
でもお互いの気持ちはもう確認できたも同然。しばらくは電話中心の遠距離恋愛が続いていました。

この頃、Yokoさんは仕事の範囲が広がり、東部のメープル街道でのガイドも勤めるようになっていました。まさにカナダじゅうを西から東へ飛びまわる活躍ぶり。こうしてこの年の観光シーズンもバタバタと過ぎていきました。

いつもオフシーズンに何かが起こる2人。さあ、この年のオフには何が起こったのでしょうか!?

後編(完結編)に続きます。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます