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夫の実家ではこんなクリスマスを迎えました。 スイスで過ごしたクリスマス(2ページ目)

スイスにある夫の実家でクリスマスを過ごしました。やっぱり家族で祝うの? ターキーを食べる? 街の様子は? そんな疑問にお答えしながら、シャウウェッカー家のクリスマスをリポートします。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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この時期、目抜き通りのバーンホフ・シュトラッセは、頭上から降る星のようなイルミネーションで彩られ、個々のお店にも素晴らしいデコレーションが施されます。そして、チューリッヒ名物のトラム(路面電車)には、子供たちのための特別車両がお目見え。サンタクロースが運転するこのトラムには、天使が2人乗っていて、子供たちと歌を歌ったり遊んだりして楽しませてくれるのです。


初めて彼の家でクリスマスを過ごしたときは、そりゃあもう緊張しました。親戚の方々とは事前に全員、個別にお会いしてはいたものの、みんなが集まった中に一人だけ日本人の私がいるという状況は初めてだったからです。
この時は準備を手伝う余裕もなく、直前までプレゼントのショッピングに走り回っていました。2度目は準備から手伝いましたが、プレゼントの選択はいまだにすべて彼にまかせています。こればっかりは、まだ各自の好みと値段設定が分からなくて……。

彼の家で行うパーティーには、祖父母、伯母たち、義妹のファミリーらが訪れます。両親は朝から料理の準備。私たちはツリーの飾り付け。もちろん、本物のモミの木です。もう何年も大事に使い続けているらしき装飾品に加えて、本物のチョコレートでできた飾りも毎年吊るします。これがクリスマス後には一つ一つみんなのおなかの中に消えていくわけですから、この時期は痩せている暇がありません。

そうそう、彼の家のツリーの特徴は、本物のキャンドルを飾ることかな。そして本当に火を灯すのです。危ないのでは?と思われるかもしれませんが、キャンドルを付ける場所をちゃんと考えれば大丈夫。もちろんそばに人がいない時は、火も消しておきます。

暖炉の上には、キリスト降誕にまつわる物語のとおりに、小さな人形が並べられます。こういうところはカナダと少し違うかもしれません。個人的な感想ですが、ヨーロッパのほうが“キリスト降誕の日”というクリスマス本来の意味を、より重視しているように思います。
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