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【結婚式】引き振袖とは?打ち掛けとの違いは?

結婚式で人気の「黒引き」をはじめとする引き振袖。他人とはちょっと違う結婚式にしたい方におすすめの引き振袖のヒントをお伝えします。

小野 美保子

執筆者:小野 美保子

結婚ガイド

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引き振袖とは

帯
帯を楽しめるのも引き振袖の良さ。【写真協力:Color Clips
着物の裾を打掛のように引いたものを「引き振袖」や「お引き摺り」といいます。角隠しをつければ挙式でも着られる花嫁の正装です。中でも人気は黒地の引き振袖「黒引き」。昔は裕福な家柄の花嫁衣裳として人気があり、昭和初期までは一般的な花嫁衣裳でした。

打掛と大きく違うところは、帯が目立つこと。帯の結び方や、着物と帯のカラーコーディネートでずいぶんと印象が変わります。基本的には染めの着物に、織りの帯を合わせることが鉄則になります。着物と帯、さらに帯揚げ、帯締めといった小物類のコーディネートを楽しむことができるのは引き振袖ならではです。

柄選びのタブー

引き振袖
気品溢れる黒引きは、レトロにもスタイリッシュにも着こなすことができます。【写真協力:Color Clips
着物の柄は自分の好みで選びますが、季節感があからさまなものは、その季節以外は避けましょう。たとえば紅葉の総柄など、いかにも秋! とわかるようなものです。もちろん秋に挙式を挙げられる花嫁が着る分にはOKです。むしろ季節感が際立ってインパクト抜群でしょう。また着物の柄と、帯の柄の季節は混同しないように!

ちなみにおめでたい柄とされる桜や梅は、季節に関係なく着られます。また花嫁衣裳の定番のおめでたい柄である、吉祥文様や有職文様などは一年を通してOKです。

人とは違った着こなしを!

小物ト
小物類のカラーコーディネートも重要。懐剣は本来、武家社会の女性の花嫁衣裳である白無垢、色打掛のみ使います。今はアクセサリーとして引き振袖にも使用。【写真協力:Color Clips
今の一番人気のスタイルは、引き振袖に洋髪スタイル。みなさんも雑誌や実際の結婚式でよく目にされているのでは? だからこそあえてこの定番コーディネートではなく、花嫁かつらを合わせて正統派コーディネートを推薦。せっかく和装を着るなら、花嫁ならではの日本髪にトライしない手はありません。

さらにもう少し和装を楽しみたい花嫁は、引き振袖の上に色打掛を羽織っちゃいましょう! 打掛の下には掛け下と言われる白い振袖を着ますが、その代わりに色目の入った引き振袖を着るのです。

たとえば、赤い引き振袖の上に、白い打掛を合わせ、お色直しでは羽織っていた打掛をぬいで、赤い引き振袖で再入場。お色直しの時間も大幅に短縮でき、色や柄のコーディネートも幅広くなります。打掛を脱ぐだけ、という超短時間で、ガラリとイメージを変えられるこの着こなしオススメです。特に人とは違ったコーディネートを楽しみたい花嫁にはぴったりです。是非ともお試しあれ。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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