引き振袖とは
帯を楽しめるのも引き振袖の良さ。【写真協力:Color Clips】 |
打掛と大きく違うところは、帯が目立つこと。帯の結び方や、着物と帯のカラーコーディネートでずいぶんと印象が変わります。基本的には染めの着物に、織りの帯を合わせることが鉄則になります。着物と帯、さらに帯揚げ、帯締めといった小物類のコーディネートを楽しむことができるのは引き振袖ならではです。
柄選びのタブー
気品溢れる黒引きは、レトロにもスタイリッシュにも着こなすことができます。【写真協力:Color Clips】 |
ちなみにおめでたい柄とされる桜や梅は、季節に関係なく着られます。また花嫁衣裳の定番のおめでたい柄である、吉祥文様や有職文様などは一年を通してOKです。
人とは違った着こなしを!
小物類のカラーコーディネートも重要。懐剣は本来、武家社会の女性の花嫁衣裳である白無垢、色打掛のみ使います。今はアクセサリーとして引き振袖にも使用。【写真協力:Color Clips】 |
さらにもう少し和装を楽しみたい花嫁は、引き振袖の上に色打掛を羽織っちゃいましょう! 打掛の下には掛け下と言われる白い振袖を着ますが、その代わりに色目の入った引き振袖を着るのです。
たとえば、赤い引き振袖の上に、白い打掛を合わせ、お色直しでは羽織っていた打掛をぬいで、赤い引き振袖で再入場。お色直しの時間も大幅に短縮でき、色や柄のコーディネートも幅広くなります。打掛を脱ぐだけ、という超短時間で、ガラリとイメージを変えられるこの着こなしオススメです。特に人とは違ったコーディネートを楽しみたい花嫁にはぴったりです。是非ともお試しあれ。