ワインクーラーなんて、持っていません……が大多数
【飲み頃温度の目安】 ・軽いまたは甘い白…5℃前後 ・ロゼや軽い赤…5~10℃ ・しっかりした白、フルーティな赤…10~15℃ ・しっかりと濃い、または渋い赤…15~20℃ 詳しくは[ワイン]サイトをご覧ください。 |
でも大丈夫です。お手持ちの土鍋が性能抜群のワインクーラーになるからです。
「え~っ、土鍋なんてかっこ悪い」と思うかもしれませんが、その理由を知れば「やっぱり、土鍋でしょ!」と胸を張れるはず。素敵に見える演出をプラスすれば、おもてなしシーンにも使えます。
土鍋の優れた性能に注目!
テラコッタ製ワインクーラーは、気化熱を利用して冷たさをキープするもの。使用前に水に浸し、水も氷も入れずに冷やしたワインを入れるだけです。素焼きの表面にしみ出した水が急速に蒸発し、気化熱が奪われることで低い温度に保ってくれます。 |
それに、土鍋には素晴らしい性能があります。ご存知の通り、土鍋には優れた保温性があり、熱いものは熱く冷たいものは冷たくキープしてくれます。また、土鍋の素地には無数の気孔があり、表面にしみ出した水が蒸発するときに気化熱が奪わるという特性もあります。
市販のワインクーラーにも土鍋と同じ陶器でできたテラコッタ製(素焼き)のものがありますが、こちらはワインを冷やすのではなく、冷やしたワインをキープするための道具で、水も氷も入れません(その理由は右画像の説明文で→)。土鍋は水や氷を入れて冷やし、冷えた状態をキープしてくれるわけですから、冷やすという点ではテラコッタのワインクーラーより勝るのです。素焼きの植木鉢を使う方法も見聞きしますが、底穴をふさぐ手間や見栄えを考えると、手持ちの土鍋を代用したほうがよいでしょう。
素敵に見える演出をプラス!
ワインクーラーは雰囲気も大切ですから、いかにも間に合わせという感じにならないよう工夫しましょう。●花やグリーンをプラスして、おしゃれに見せる。
●白熱灯やキャンドルなどを使い、照明をムーディーにして雰囲気を出す。
●食器や全体の雰囲気を和で揃え、統一感を出す。
照明、グリーン、和。3拍子揃えば土鍋がテーブルの華になります! |
優れた性能にこうしたひと工夫をすると、土鍋のワインクーラーが才色兼備のアイテムとして使えます。
■11月といえば、ボジョレー・ヌーヴォー。日本でもすっかり定着しましたが、「赤にする?白がいい?」なんて不用意に言わないよう、こちらでおさらいしておきましょう。
⇒ そっと仕入れる、ボジョレー・ヌーヴォー基礎知識
■クリスマスなどのパーティーシーンにぴったりな「サプライズのあるワインクーラー」はこちらです。
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