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麺好きなら誰でもニヤリとする変なCDがブレイク中 「わんこそば」のテーマソング

食べる挌闘技わんこそばラップをはじめ、盛岡の麺を唄った謎の親子デュオ。いま盛岡の町は、愉快な歌声に包まれている。

執筆者:井上 明

■あの「わんこそば」のテーマソング
麺好きならだれでもニヤリとしてしまうヘンなCDがブレイク中

ちかごろ、盛岡の繁華街の有線放送から、

 ♪ハイ おまたせ ハイ じゃんじゃん
  ハイ どっこい ハイ ドーゾー
  ハイ ドンドン ハイ マダマダ
  ハイ もう一つ ハイ ヨッ!

という掛声が聞こえてくるとか…。これは、「わんこそばラップ」という曲。大食い元祖的存在、全日本わんこそば選手権のテーマソング…とのことで、有線放送へのリクエストも結構多いのだそうである。このヘンなCD

  「もりおか町の唄っこ」

を制作したのは、学生時代にフォーク歌手を志したという盛岡市職員の田口義政(芸名友善)さん。愛用のギターを弾きながら、長男の大善君とデュエットして、一躍盛岡の人気者になった。「もりおか町の唄っこ」が、地元のラジオ局や有線でブレイク中だ。
  
冒頭の掛声は、わんこ蕎麦店で仲居さんがお客さんに蕎麦を投げ入れる時の合いの手。最初はたくさん食べられてラッキーと思っていたお客さんも、「ハイ マダマダ」の声を聞くころには、躰の中は蕎麦がぎゅう詰めになっており、食道を超えて喉もとあたりまで蕎麦が「来ている」いるわけで、誰もが苦悶の表情で喘いでいるわけだ。その状態での「ハイ もう一つ」は、正直云ってかなりこたえる。
  
歌詞にも「これは 食べる 挌闘技」とあるが、言い得て妙。本当に、「こんな食べ方 誰考えた」と恨みたくなるが、熾烈な闘いは椀の蓋をぴちっと閉じるまで続くのである。

さて、このCD、わんこそばに限らず、麺好きにはたまらない爆笑内容。

キムチの辛さが病みつきになる冷麺はロック、汁なしうどんに肉みそが踊るジャージャー麺はレゲエ、そして冒頭で一部を紹介した、仲居さんとの絶妙なやりとりが緊張感をつのらせる「わんこそば」はラップミュージックだ。(かくいう私も、全身を使って水回しする蕎麦の手打ち動作は、サルサだなんて思っていたりするんだが)。
  
さて、この愉快なCD「もりおか町の唄っこ」作詞作曲演奏友善 唄 友善+大善 は、

■ギャラリー母蓮
電話02260-9-57251
CD代金1,000円 送料200円 計1,200円

にて発売中。田口義政さんへの連絡は019-661-5576(ギャラリー母蓮)へ。蕎麦好きなら必聴の、コレクターズアイテムだ。

《CDの内容》
□Rock盛岡冷麺
 (近年、人気急上昇、全国区になった冷麺の唄)
□Hot JAJA
 (マニア的大人気の盛岡版ジャアジャア麺の唄)
□わんこそばラップ
 (大食い元祖的存在、全日本わんこそば選手権のテーマソング)
□Yosakiさんさ
 (盛岡大通商店街のメーンイベントのテーマソング)
□盛岡駅前 北の民謡市場音頭(
 盛岡駅前の高架道路下での市の唄)
□いってらっしゃいサケのあかちゃん
 (本町振興会のメーンエベントのテーマソング)
□おかえりなさいサケのお父さんお母さん
 (さけのあかちゃんのアンサーソング)
□サンサン青山さん音頭
 (サンサン青山さん通り商店街の唄<振付けあり>)
□ABCロックンロール
 (サンサン青山さん通り商店街のキャラクターABCちゃんの唄)

もりおかの観光 http://www.nnet.ne.jp/~morikan/frame.html

盛岡市のホームページ http://www.nnet.ne.jp/moriokacity/frame.html

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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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