リーズナブルなアラカルト
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5,000円のディナーコースから魚料理「サンピエールのヴァン・ブラン そら豆のピュレ 」 |
コース志向の僕がアラカルトで食べた理由。それは、この店ではアラカルトが割と安めなんです。三ツ星クラスのレストランなどに行くと、メインの一皿がコースより高いということも多々あります。お金に糸目をつけないグルメマニアならともかく、普通の女性(男性も)では、なかなかそこまでの余裕はありませんよね。この「トゥジュール」では、前菜なら900円~、魚料理1400円~、メインの肉料理でも2200円~と、アラカルトの割にリーズナブルなのです。それでいてボリュームはしっかり。今回の取材時も、2名でシェアしていただきました。
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5,000円のディナーコースでチョイスしたメイン「青首真鴨のパテショウ」 |
とはいえ、Aコースはもちろんお得です。夜に5,000円でしっかりした料理をフルにいただける店は大阪では数えるほどしかありません。しかし、小食の女性2人の場合や、一人で皿数よりも好きなものを食べたいときなどは、アラカルトの方がお得に感じられるはずです。Bコースはシェフにおまかせしたい方や、優柔不断な方のために用意されたコースと言えるでしょう。
ワインリストひとつにも、「いつでも」を意識した心地よさ
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とても見やすく、わかりやすいワインリスト |
ワインリストは2つあり、ひとつはシェフが選ぶ、そのときどきのオススメワインのリスト。もうひとつは、パーマネントに用意している銘柄のリストで、こちらには生産地はもちろん、生産者まで明記し、エチケットの写真を入れるなど、詳しくない方でも親しみやすいように配慮されています。3,000円前後~のラインナップで、フランス語で「いつでも」という意味を持つ「トゥジュール(toujours)」の店名のように、幅広い客層がいつでも気軽に楽しめるよう、こんなところにも工夫がされています。
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5,000円のディナーコースからデザート「ショコラムースとキャラメルのアイス |
料理の味付けに奇をてらったところはなく、オーソドックスで、誰もが楽しみやすいものです。シェフも「オープン間もないので、まずはクラシックな料理をしっかり作っていきたいですね。意外と大阪には王道系のフレンチは少ないと思いますので。」とのこと。確かに、神戸ならともかく、大阪には意外とクラシック系のフレンチは少ないんですよね。ましてや、ニューオープンとなるといっそう希少。ニューオープンだからといって気負いすぎず、地に足をつけた料理で頑張っていこうというシェフの心意気を感じました。
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モダンな空間の中に、的確に緑を配置することで安らぎを与えてくれます |
カウンター席、明確なコンセプトのコース、リーズナブルなアラカルト。子ども連れもOKということで、お子様のいる友人とフレンチを楽しみたいというときにも良いでしょう。「フレンチレストラン」というとかしこまりすぎるイメージがありますが、こちらは圧倒的な非日常ではありません。日常と非日常のはざまにありながら、ビストロではない、しっかりした「レストラン料理」がいただけるフレンチ。ニューオープンながらも、これから期待大です。
<店データ>
■「
トゥジュール」
所在地:大阪市天王寺区東高津町9-13 KBCビル1F
TEL:06-6761-6330
定休日:月曜
営業時間:昼 11:30~14:00(ラストオーダー)
夜 18:00~21:00(ラストオーダー)
交通・アクセス:近鉄 上本町駅から徒歩6分
地図:
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