大阪では希少な、オーソドックススタイルの料理
・夏野菜とヒメジのプレッセ(1,000円)ズッキーニ、パプリカ、ナスなどの夏野菜と、ヒメジを炭火焼きにしてテリーヌ型に入れ、ぎゅっと圧縮したプレッセ・テリーヌ。素材の風味を殺さない程度の炭焼き具合と、素材への仕事感が良く、夏らしい爽やかな一品です。
・トウモロコシのアイスクリーム(900円)
トウモロコシの甘さをいかしたスープの上に、さらにトウモロコシのアイス。アイスにすることによっていったん甘さを抑え、口どけの際に一気に甘みが広がる仕組み。その甘みと細切りポテトの塩気がうまく均衡を保っています。こちらは1ヶ月に2回食べたほど、僕のお気に入り料理でもあります。
・フォアグラのテリーヌ(2,000円)
見るからに濃厚なシンプルなテリーヌに、思わず目をきらめかせます。添えられている赤いジャムは、イチヂクにローズマリー、シェリー酒から作られており、フォアグラと相性の良いものばかり。カリカリのブリオッシュ(ハート型でかわいい!)と共にいただくと、まったりとした食感のテリーヌの風味が引き立ちます。
・平目のムニエル ヴァンブランソース(2,000円)
これまたシンプルかつオーソドックスな魚料理。ムニエルにすることで平目の旨みをカリッと閉じ込め、濃厚な白ワインソースと追いつけ追い越せの旨み合戦。全体としてパンチのある味になりすぎるところですが、魚の下にある、お米を入れたスクランブルエッグでバランスを取っています。
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