京都、鴨川のほとりに漂うコーヒーの香り
古い薬瓶のようなブルー、黄色、赤。 かもがわカフェは大きな窓に嵌めこまれた三色の色ガラスとともに、京都を訪れるカフェ好き、喫茶好きの人々に広くその名を記憶されているカフェです。
明るい空気の漂う気取らないカフェで、おいしい自家焙煎コーヒーと、しっかりした食事が楽しめるというのは、ちょっと意外性のある喜び。オーナーがコーヒーに熱意を持ち、いきいきと立ち働く姿も魅力的です。
みんなに「大ちゃん」と親しまれているオーナーは高山大輔さん(写真上)。京都の古い家屋を改装した有名カフェ「さらさ富小路」で3年間働いたあと、暖簾分け独立のかたちで2004年に「SARASAかもがわ」としてカフェをオープン。2007年に改名して「かもがわカフェ」となり、個人経営カフェならではの魅力をいっそう際だたせています。
高山さんが毎日、営業時間後に厨房のハンドロースターで焙煎をおこなうコーヒーは、毎日飽きずに飲めるすっきりした味わいながら好ましいコクと濃度をあわせもち、物足りなさを感じさせません。お客さまの注文ごとに豆を挽き、コーノ式ドリッパーで抽出しています。