一大カフェブームと言われた2000年からひと時代を経過して、2009年のカフェは本来の街角に憩いを提供する日常づかいの場所として、好ましいかたちで定着しています。全体のクオリティもぐんと向上した今こそ、カフェの入り時。
そんな現在でも「カフェなんて女子だらけで、男性の自分は入りにくい」と考えている人に向かって、どうぞ食わず嫌いをせずに一度入ってみてくださいとお願いするのは、ちょっと難しいことなのかもしれません。
でも、気持ちの良いカフェを行きつけにするということは、街のまんなかに心をうるおす自分の避難場所を持つということ。私は雑踏の中で厭世的な気分に陥ったときに何度もカフェに助けられてきたので、コーヒーの香りのなかで人生を回復する喜びをお伝えできればと願っています。
今回の記事ではAll About編集部の「男性も入りやすいカフェのベスト5を挙げよ」というリクエストを受けて、5つのお店をピックアップしてお届けします。食わず嫌いの人も、一度でもカフェの扉を開けてみれば、きっとリラックスして自分の時間を楽しんでいただけることでしょう。
知っておくと心が軽くなる真実
(1) カフェでは人々は周囲をほとんど気にとめず、飲んだり食べたり、雑誌を読んだりノートPCに向かったりしています。もちろん、あなたのことにも注意を払っていませんのでご安心ください。 (2) ゆえに、カフェに入るハードルとなるのは自意識だけです。 (3) カフェでの不文律は「自分もひとも、快適に」。他のお客さまのくつろぎをそこなわない限り、なにをして過ごしても自由。どうぞリラックスして楽しんでくださいね。 |
男子一人でも、あるいは男子だけの数人組でも
入りやすいカフェの条件
昨今はスイーツ専門カフェに一人で訪れるスーツ姿のビジネスマンも珍しくありませんし、海外のカフェに目を向ければ、「男子が甘いものなんて…」という抵抗感は日本ならではの現象のように思えます。
それでもカフェの扉の前に、目に見えないハードルの存在を感じるという人のために、男性だけでも入りやすいカフェの条件を考えてみました。
○インテリアが甘すぎない。
○男性客の比率が多い。
○ほどよい広さと、ほどよいざわめきのある空間。(小さく静かな空間には、慣れないと足を踏み入れにくいですよね)
次のページから上記の条件を満たしたカフェをご紹介してまいります。ちなみに各店のオーナーは、1軒をのぞいてすべて男性。ちょっと親近感を感じていただけるでしょうか?
第5位には恵比寿のカフェを選びました。