小さな結婚式をこのカフェで
20代の人々が中心となって作るカフェには、フレッシュな勢いの光る20代カフェの良さが、30代の人々が中心となって作るカフェには、落ち着きと安心感のある30代カフェの良さがあるものです。30代オーナーの田村さんと、中学校の同級生だったという佐藤さん、そしてスタッフの協力態勢は、DADA CAFEの空気に心地よい安らぎをもたらしていました。子どもと二人でランチに訪れた女性客にもさりげなく気配りがなされ、その女性が安心して食事を楽しんでいる様子が見てとれました。夜に食事をしたお客さまには、帰りがけに小さなおみやげが手渡されます。たとえば大人には2つぶの花の種だったり、子どもにはキャンディだったり、冬には貼るカイロだったり。なんでもないおみやげでも、いただくとちょっと嬉しいもの。そんなささやかな<嬉しい気分>がお店への愛着につながるのでしょう、オープン当初から宣伝らしい宣伝はしなかったそうですが、ぜひこの家で結婚披露宴をしたいというお客さまがいて、その願いをかなえるために1階と庭をまるごと使った小さなパーティーを開いたこともあるそうです。下の写真はそのときのケーキカットの様子。
野菜たっぷり、身体にやさしいお料理
お料理に使われるたっぷりの新鮮野菜の中には、庭で育てているスナップえんどうなども。そのおいしさに惹かれて、80代のおじいさんも、DADA CAFEの近所に住む孫娘を訪ねてくるたびに、孫娘といっしょにDADA CAFEでの夕食を楽しんでいます。この日の週替わりのランチ(15:30まで)には、くずきりをつかったヘルシーなチャプチェが登場していました。パスタランチは「ホタテ貝柱とキノコのたらこソースパスタ」とカボチャの優しいスープ。いやみのないおいしさのパスタの上にたっぷりのった大葉とみずみずしいサラダが、DADA CAFEらしさです。