カフェ/目黒・中目黒・自由が丘のカフェ

Sucre(パティスリー・シュクル)…目黒(2ページ目)

バス通りに面した一角に、わずか4席のカフェスペースを持つ小さなパティスリーが誕生。オーナーは代官山のワッフル専門カフェの店長をつとめてきた女性。素朴なおいしさを求めるご近所さんたちでにぎわっています。

川口 葉子

執筆者:川口 葉子

カフェガイド


シュクルのオーナー、大川奈美さんは代官山の有名ワッフル専門カフェのマネージャーをつとめていた女性。いずれは自分一人でお店を経営したいとの夢を実現させ、2005年秋、フランス語で砂糖の意味を持つシュクルを開きました。週に2日だけアルバイトの専門学校生がお店を手伝いにやって来ますが、基本は大川さん一人。朝7時30分から夕方まで、ひたすら焼き菓子を作り続けます。

「好きでなければできない仕事ですね(笑)」


一人で町の人々の生活に密着したお店をやりたかったから、雰囲気の良いこの住宅街を選んだという大川さん。お話をうかがっている間にも、近くのフラワーショップのスタッフがやってきて「社長が今日、お誕生日なのでメッセージ入りのチーズケーキをホールで…」と相談しています。前の日に電話で予約しておけばスムーズだったはずのリクエストですが、直前では少し無理があるでしょう。でも、大川さんは笑顔で対応。

「何時までに必要ですか? 1時間後なら大丈夫ですよ。ロウソクもお付けできます。何本?」

そして見事に、チョコレートで社長の名前を書いた焼きたてのチーズケーキが誕生。約束の時間に再び訪れたお客さまに笑顔がひろがりました。

▼シュクルのおいしさのポイントは?

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