カフェ/カフェごはんを作る

フライパンでも・炊飯器でも・パエリア

魚介の旨味とサフランの香りいっぱいのパエリアは手間がかかりそうですが「実はちっとも難しくないんですよ」とシェフ。パエリアパン(フライパン)で作る方法と炊飯器で作る方法の2通りをご紹介します。

川口 葉子

川口 葉子

カフェ ガイド

ライター、喫茶写真家。著書に『東京カフェ散歩 観光と日常』『京都カフェ散歩 喫茶都市をめぐる』(祥伝社)、『街角にパンとコーヒー』『東京の喫茶店 琥珀色のしずく77滴』(実業之日本社)他多数。雑誌、Web等でカフェやコーヒー特集の監修、記事執筆多数。Webサイト『東京カフェマニア』主宰。

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ワンポイント

○魚介の旨味とサフランの香りいっぱいのパエリアは、おもてなしにもふさわしい豪華な一皿。一見手間がかかりそうですが、「実はちっとも難しくないんですよ」とHeaven'sシェフの森田さん。 今回は、(A) パエリアパン(フライパン)で作る方法と、さらにお手軽に(B) 炊飯器で作る方法の2通りのレシピをご紹介します。

○パスタでおなじみの「アルデンテ」とは、パスタの中心に髪の毛ひとすじ分の固い芯が残る状態をさします。 パエリアも本来はアルデンテに仕上げるものですが、ふっくら炊きあがったごはんを愛してきた日本人は、お米に関してだけはアルデンテに抵抗を感じる人が多いので、このパエリアも中心まで火を通してアルデンテの少し先の状態、煮汁がわずかに残る感じをめざして仕上げます。

○パエリアに使うお米は洗いません。洗わずに炒めることによってお米の形状を残し、また、スープをよく吸い込ませることができます。

○隠し味に、ナンプラーをひとたらしすると、より濃厚な魚介の香りが楽しめます。

教えてくれた人……森田享伯さん

森田さんプロフィール: 20歳で料理の世界に入り、ポトマックの洋食部門でキャリアを積んだ後、芦屋のフレンチレストラン、北野のスープ店で腕を磨き、Heaven'sのシェフに。

「調味料を吟味して、カフェのキッチンでも本当に使いたい調味料を使っているのが自慢です。 得意なのは煮込み料理。さまざまな素材を組み合わせて複雑な味を作り上げているにもかかわらず、素材が良ければその良さがダイレクトに出てくるところが面白いのです。リーズナブルさも重要な要素となるカフェでは、常に最高級の素材を扱えるわけではありませんが、手にした素材にどれだけ手間ひまと愛情をかけられるかが、料理人の仕事だと思っています。 ぜひ一度、お店に食べにいらしてください」

▼まず材料をそろえましょう。

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