クラシック音楽が流れる空間で
入り口右手の部屋にはたくさんの古い雑貨。壁際の大きな棚はもちろん、白い窓辺にも古いミシンの上にも、食器や花、お菓子やキャンドルなどが彩りも美しくディスプレイされています。左手の部屋にはお茶や食事を楽しむお客さまのためのテーブルと椅子がしつらえられ、壁では柱時計が静かに時を刻みます。天使堂のオーナーは千葉望加さんとご主人。4年間のニューヨーク生活の後、札幌に移り住みました。
「もともと雑貨好きでコレクター癖がありました。古いものならではのあたたかみや、博物館のような雰囲気が好きなのです。形あるものは必ず壊れてしまうものですが、それでも時代を経て残ってきたものがある、そこに魅力を感じます。お店では30~40年前の手軽なお値段の和食器や、大正時代の器、ロイヤルコペンハーゲンの食器などを扱っています」
花の香りの漂う店内では、クラシックのコンサートが行われることもあるそう。また、2階には和室が用意されており、事前に電話で予約しておけば密談(?)にも使えます。
パスタが充実のメニュー
メニューを見てちょっと驚くのは、食事の種類の豊富さ。特にパスタはアンチョビとネギのスパゲティー(\550)、ベーコンペペロンチーノスパゲティー(\600)、ホタテとパプリカのトマトソーススパゲティー(\700)など、手頃な価格で嬉しい一皿が揃っています。季節の自家製ケーキは、毎日5種類がすべて無添加、無着色で1台ずつていねいに焼き上げられます。優しく素朴な味わいで、フルーツタルトやチーズケーキが人気。