カフェ/カフェの特集記事

cafe FLOWER 荒井さんにインタビュー(2ページ目)

何軒もの飲食店で働きながらお料理やワインやお酒について学び、いずれは自分の店を持つという目標を実現させた荒井さん。その体験談をうかがいました。

川口 葉子

執筆者:川口 葉子

カフェガイド

チンバリ

Q8 初めて作ったお料理は何ですか? それは何歳のとき?

スパゲティ。19歳の時バイト先で。

Q9 あなたはお料理を主にどのようにして学びましたか?

飲食店の仕事を転々としながら、その都度、店の料理人から学びました。
酒が専門の店だったので、そんな店で従業員が料理についてシェフに質問することが、質問されるほうとしては意外だし、教えがいがあったのだと思います。
好奇心旺盛にうつったようで、シェフが何でも教えてくれ、実際にやらせてもらえました。
コレがスーシェフくらいになると「見て盗め」と言われそうですが、いいポジションを確保しつつシェフに気に入られていたと思います。

Q10 人生最後の食事、何を召し上がりますか?

ロマネ・コンティとジビエなんか最高です。
でも『何を』というより家族と食事がしたいです。

Q11 カフェの物件はどのようにして探しましたか? 決定の決め手は?

自分の足で。
不動産屋にも相談しつつ、任せきりではなく、良さそうなところには直接オーナーさんと話をする時間を設けてもらうなど、とにかく貪欲に探しました。
この物件は都市公団の建物ということもあり、保証金が他よりも安く設定されていたのと、始めたい地域内であったことが、決定要因。
結果、7ヶ月かかりました。

Q12 開業資金はどのようにして準備しましたか?

働きながらの貯金と国民生活金融公庫。
あと、親の援助。

Q13 内装で特にこだわった部分は?

無機質な中に清潔感と遊び心が見える内装に、と心がけています。
実家がステンレス板金加工を営んでいるので、出来る限り多用しました。

Q14 これからカフェを開こうと考えている人にアドバイスをお願いします。

店をやりたいと思ったときから始まっているので、常に準備を。
また、カフェというスタイルは完成形を見ることはないと考えています。
『こうしなきゃいけない』と自分でルールに縛られてしまうと面白い展開が出来なくなるので、柔軟な思考で、その立地、時代のニーズに合った店を提案していけばよいと思います。

パートナーを得ることも一理ありますが、相談せずに自分の信じた方向性を一貫して遣り通すことが店の個性になっていくとも思います。
調理、サービスから掃除、メンテナンス、経理まで自分でやる、というせめて意気込みは必要かもしれません。

▼cafeFLOWERはこんなカフェです。
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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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