シャンパン・スパークリングワイン/おすすめのスパークリングワイン

朝からきらめく泡で、豪華な休日を

仕事がない日は、朝から「泡」で贅沢な時間を過ごしてみませんか? 「朝シャンパーニュ」や「朝カバ」など、禁断の朝酒の楽しみ方をシンプルに指南。

執筆者:橋本 伸彦

ゆっくりとした時間を取り戻す

経済恐慌の昨今である。右肩上がりの経済成長を目標に馬車馬のようにバリバリと休む間もなく働いていたあなたは、ここで一息ついて休日にゆっくりすることを思い出さなくてはいけない。あなたが最後にゆっくりとした休暇を過ごしたのはいつだっただろうか?

例えば、あなたには今たっぷりと時間があり、ちょっとした予算があり、円高が続いているとしよう。ユーロ経済圏あたりに旅行すれば、現地の物価は以前の半分近くまで手頃に感じるかも知れない。この好機に何をするべきかは、決まっている。

心地良い目覚めには、ゴージャスな朝食そしてスパークリングワインを

まずはずっと行きたかったあの国の高級ホテルに部屋を取り、最高のレストランでゆっくりと食事をしてからたっぷり眠ることだ。朝日とともに気持ちよく目覚めたあなたは、日常からは考えられないようなゴージャスな朝食を取る。しかも、泡立つワインつきで。

どういう訳か、日本では未だに日の出ている間の飲酒はご法度と見る向きが多い。だが、考えてみれば日が暮れて、くたびれ果てた身体を引きずって飲み歩くほど不健康なこともない。それにひきかえ朝酒は、すこぶる健康的なのである。

スパークリングの理由

一日で一番新鮮にワインを味わえるのが朝
フレッシュな気分で始まる一日。だが、あなたはここではもう馬車馬ではない。一日中ごろごろしていてもいいし、気が向いたらどこかへ出かけてもいい。昼寝をしても誰はばかることはなし。散歩がてらどこかの店や美術館をひやかしてもいいが、いそいそと観光してしまうようでは本当の休日は楽しめない。

そんな気だるい一日に相応しいのが、スパークリングワインの爽やかな酸味と香りなのだ。少しずつすすってゆっくりするのもいい。ぐいっとのどごしで楽しんで酔っぱらってもいい。ここでは誰かがあなたを呼び出すこともなければ、あなたが誰かを呼び出す必要もないのである。ワインの泡だけがプチプチと弾けるのが聞こえる、静かな時間を過ごそう。

身近なリゾート気分を楽しむ

よく冷やしたフレッシュな泡が朝日に輝く
たとえあなたに旅行の予算がなかったとしても、朝からスパークリングワインを開ければ非日常の扉が開く。のんびりと朝食を準備して、普段ならあり得ないような豪華なメニューにしよう。泡モノのワインなら、何を食べても爽やかに楽しめる。好きな音楽をかけて、旨いものを食べて、さてこれからどうしようと考える。泡で命の洗濯ができる。

そんな自分の時間を取り戻す妙薬が、朝のスパークリング。翌週にはもう仕事に戻るあなたも、ずっと先まで仕事のないあなたも、きっと生まれ変わったように新鮮な気持ちになっているはずだ。朝の泡は、そんな効果のある妙薬である。

関連記事

 ■ シャンパンなどのスパークリングワイン
 ■ ブロイヤーのワインとマッシュルームの饗宴
 ■ シャンパンにピッタリ!簡単サーモンマリネ
 ■ ポルトガルの秘宝『ブサコ』を訪ねて
 ■ ブルゴーニュに行ってシャブリを飲む
 ■ 3つ星店が愛するブルゴーニュワイン

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます