コンビニグルメ/ソフトドリンク

売れそうで売れない『無糖紅茶』を振り返る あのソフトドリンクをもう一度7(3ページ目)

カロリーを気にする人向けに、ローカロリー飲料はたくさん出ています。ところが、無糖の紅茶はなぜか『出ては消え』の連続です。今回は、そんな無糖紅茶にスポットを当ててみました。

久須美 雅士

執筆者:久須美 雅士

コンビニグルメガイド

朝茶(サッポロ・1994年)

サッポロ朝茶
コーヒーは「夜明け」(ワンダモーニングショットが出てからは朝)、紅茶は「午後」と決まっております。朝から無糖紅茶を飲んでも目が覚めないと思うのですが。

テス 無糖ストレートティー(サントリー・1990年)

サントリーテス 無糖ストレートティー
テレビCMでは江利チエミさんの歌『チャチャチャは素晴らしい』を中尾ミエさんがカバーしていました。それを山田邦子さんがフジテレビ系『やまだかつてないテレビ』でパロディーにしていたのを覚えています。ところが、この紅茶を買ったのは商品が終売になってから数年経った秋田の象潟(きさかた)海岸沿いの食堂でした。無糖紅茶は売れ残ってデッドストック状態になっていることがよくありました。

リプトン アイスミルクティー ガムヌキ(ペプシ・1994年)

リプトンガムヌキミルクティー
これがペプシの売っていたリプトン缶紅茶です。といってもこれはあまり見かけなかった無糖のミルクティーです。購入当時「砂糖が入っていないのに充分な甘さがある」ので大感激し、知り合いに教えて回っていました。砂糖の入っていたティーオレもなかなかの美味でしたが、砂糖が入っていなくともおいしいというのは、リプトンだからなせる技だったのでしょうか。復活希望の逸品です。

アサヒ チャティー(アサヒ・1994年)

アサヒチャティー
常盤貴子さんのCMが記憶に残っています。紅茶と烏龍茶の中間みたいなお茶だったと思います。これは2シーズンくらい売っていました。現在、アサヒはフォーションの缶紅茶を販売していますが、無糖紅茶って出さないのでしょうかね。


無糖紅茶はどこへ行く?

ということで有名・無名の無糖紅茶をいくつか紹介いたしましたが、このジャンル、今後発展しそうには思えません。なにか『プラスアルファ』があれば売れる気もするのですが、それさえ思いつきません。そういえば各社が無糖紅茶を販売したのは1990年前後。無糖紅茶ってバブル期のあだ花だったのでしょうか。

あのソフトドリンクをもう一度6
あのソフトドリンクをもう一度5
一昔前、日本人は何を飲んでた?(あのソフトドリンクをもう一度4)
あのソフトドリンクをもう一度3
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あのソフトドリンクをもう一度
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