コンビニグルメ/ソフトドリンク

大人向け?若者向け?男性向け?女性向け? 誰が飲む?ティーソーダ

キリンビバレッジとリプトンから炭酸入り紅茶『ティーソーダ』が発売されました。過去に販売されたティーソーダを振り返りながら、ティーソーダの存在意義を考えてみます。

久須美 雅士

執筆者:久須美 雅士

コンビニグルメガイド

この春、キリンビバレッジとリプトンから炭酸入り紅茶、ティーソーダが発売されました。キリンは定番の紅茶飲料『午後の紅茶』から派生した『G.G.Tea』というブランド名で出ています。リプトンは『スパークル』という商品名ですが、これは昨年夏に静岡でテスト販売されたものが全国発売になったものです。


左がG.G.Tea ティーソーダ、右がリプトンティーソーダスパークル。


さて、ティーソーダという飲み物、今回初めて出てきたものではなく、過去にも何年かおきに販売されています。例のごとく、私のコレクションから過去に販売されたティーソーダをお目にかけましょう。


ハーフタイム スティング ティーソーダ
(日本たばこ・1993年)


JTがまだ『ハーフタイム』というブランド名を使っていたときに販売したティーソーダです。パッケージからして男性(高校生あたり)をターゲットにしていたのではないかと推察できます。確かこの年限りでした。


リプトンアイス
(リプトンジャパン・1994年)


今回の『スパークル』のご先祖様です。当時、リプトン缶入り紅茶は三国フーズ、日本ペプシコーラ(その後森永乳業に移管)の2社が販売しておりました。

三国フーズは三国コカ・コーラの子会社でして、結果としてペプシコーラとコカ・コーラのライバル会社どうしが同じブランドの製品を売るというややこしい事になっており(三国コカ・コーラの販売エリアである埼玉・群馬・新潟は特に大変!)、業界関係者も混乱したという話が業界誌に掲載されていました。

三国フーズは日本のリプトンとの契約、ペプシコーラはアメリカでリプトンとパートナーシップを結んでおり、その関係を日本でも使おうとしたため、こういう事になってしまったんですね。

このリプトンアイスは夏季限定で販売されましたが、翌年1995年も同様に、夏場販売されていたと記憶しています。
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