1.リヨンの伝統菓子「クーサン・ド・リヨン」
2.世界で愛される「リシャール」
3.伝統を守るリヨンの老舗「ベルナション」
4.MOFの称号をもつパティシエの店「ピニョル」
創業者であり、ショコラティエの第一人者であるモーリス・ベルナション氏(Maurice Bernachon)が亡き後、 ご子息のジャン=ジャック・ベルナション氏(Jean-Jacques Bernachon) が受け継ぐ洋菓子店『ベルナション(BERNACHON)』。
ダークな色彩の店内は高級感があり、ショーケースには、チョコレート、ヌガティーヌ、ケーキが色とりどりに並んでいます。
日本国内で世界各国の洋菓子やチョコレートが手に入る今、美食の街リヨンで愛される『ベルナション』は何故か知られていないのが現実。
それもそのはず、店舗はこのリヨンににだけしかありません。さらに、こだわりのチョコレートゆえ、品質保持のために輸出も殆どしな いそうです。
このベルナションの特筆すべきは、昔ながらの伝統でチョコレートを作り上げているところ。
現在のチョコレート専門店はクーベルチュールチョコレートをブレンドして使用することが殆ど。
しかし、『ベルナション』ではカカオ豆の状態から商品になるまで、すべての作業を行っています。
チョコレートもさることながらケーキの美味しさも格別。
ケーキをオーダーすると、スタッフの方が大きな銀のプレートに美しいケーキたちをのせて、目の前でサービスしてくれました。
ストロベリーのフレッシュさが美味しい「ワイルドストロベリーのタルト」、レモンの香り高い、酸味のきいた「レモンタルト」、 卵の美味しさが引き立つ「シュークリーム」をオーダーしました。
どれも甘さ控えめで、上質な味わいです。
中でもスタッフの方から、「これがスペシャリテです」とオススメされたのは「ガトー・プレジダン」。
ショコラの花が咲いたようで見た目にも華やかな芸術的ケーキです。
ガトー・プレジダン 2.50ユーロ
一口にチョコレートケーキといえど、奥深さを感じる一品。
薄い絹のように削ったショコラはフワッサラッとした食感。
口の中で一瞬にして溶けるショコラの味わいは口で表しがたいほどの美味しさでした。
またこの「ガトー・プレジダン」は、リヨンの三ツ星レストラン『ポール・ボキューズ』で ワゴンデザートでサービスされました。(右下写真)
フランス料理界の帝王であるポール・ボキューズ氏の娘フランソワーズがベルナションに嫁いだという縁で、 『ポールボキューズ』と『ベルナション』というリヨンの美味しい取り合わせができたのです。
◆ベルナションのホームページ◆(フランス語)
日本では味わえないからこそ、リヨンに立ち寄った際はかならず訪れたいお店の1つです。
NAME BERNACHON(ベルナション) TEL 04 78 24 37 98 ADDRESS 42, cours Franklin-Roosevelt- 69006 Lyon - FRANCE -
◆MAP◆ OPEN-CLOSE 8:30-19:00(月~土)
8:30-16:45(日)
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