福島県山都町は蕎麦で有名な町である。私もその蕎麦を食べに車に乗せてもらって東京から来たことがある。この時は間違いなく「ラーメンのついでに」ではなく、「蕎麦を食べる」という目的で来たのであった。ちなみにこの町は喜多方市と合併して今では喜多方市山都町になってしまった。

私はこの隣町で生まれ育ったのだが、この山都町に私以上に古いラーメン店があって、しかも繁盛しているというのはまったく知らなかった。もしかしたら蕎麦が流行る前から、存在していたのではないだろうか?そんな2軒を紹介してみたい。

ラーメン歴60年以上の店主が居る店

北海
山道の途中に突然現れる「北海ラーメン」
「山都」というくらいだから、どちらかと言えば山にある町だ。そしてこの店も山道に突然現れるラーメン店なのだ。我々は開店時間ちょっと過ぎに行ったのに、すでに先客15人ほど。すごい繁盛店だ。山都という町は蕎麦の町ではなくて、実はラーメン好きの町なのではないか?


北海
北海の味噌ラーメン 550円
店主は80歳すぎの高齢者でまだまだ現役。麺上げ、盛り付けも自分でやる。山都で営業して数十年、その前は横浜、始まりは札幌らしい。ラーメン歴は実に60年だとか。日本屈指のラーメン生き証人か。麺は会津若松の小西製麺。私が好きな製麺所である。みそラーメン550円を注文。白味噌ベースの昔ながらの味噌ラーメン。そりゃ、味噌ラーメンがブームになる前から作っていたんだから、「昔ながら」のラーメンになるだろう。小西の麺が旨い!まだまだ現役で行けそうな勢い。素晴らしい。ぜひ頑張ってください。


<店データ>
■北海ラーメン
所在地:福島県喜多方市山都町小舟寺字南長峰乙2630
電話:0241-38-3017
営業時間:11:00-19:00
定休日:月曜(月2回連休有り)
地図:Yahoo!地図情報


創業50年以上、青竹打ちのラーメン店

ほがらか食堂
ほがらか食堂の外観
こちらは上の店と比べるとまだ町中にある。山都駅からも歩いていける距離。ほのぼのとした外観、看板には『青竹打ち自家製太麺、創業50年』と書いてある。かなり古い。


ほがらか食堂
極太の手打ち麺 ラーメン 550円
先客20人くらいでしばし待つことに。ラーメン550円を注文。麺は青竹打ちと書いてあったので佐野風のピロピロ麺をイメージしていたら、うどんのような極太もちもち麺だった。ということは、白河や佐野の手打ち麺がこちらに流れてきたわけではないようだ。蕎麦と同様に麺を打つ文化があったのだろうか?さらに調べてみたくなった。

スープは油少なめの和風醤油味。地方に来たぁ~っていう感じがして満足の一杯。それにしても蕎麦処の山都で蕎麦よりも古いラーメンが存在していて、しかもこんなに人気あるとは驚きである。


<店データ>
■ほがらか食堂
所在地:福島県喜多方市山都町字広古屋敷2764-1
電話:0241-38-2023
営業時間:10:00-18:30
定休日:水曜
地図:Yahoo!地図情報

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