●鶏料理 有明＠木場（軍鶏水炊きらーめん）
創業29年の地鶏料理専門店。2003年からラーメンを出し始め、2004年にブレイク。木場駅から4-5分だが路地裏にあり、目立たない。内装もそんなに派手でもこじゃれた感じでもなく、いわば普通。しかしながら、出てきたラーメンはシンプルながらもきれいなビジュアルで実にうまそうで食欲がわく。これは料理においては重要なこと。具に使われている鶏は日向地鶏を炙って味付けしたものでさすがに旨い。もみじおろしが見た目にもアクセントにも効果的。スープには米を加えており、粘度もあってラーメン店では食べられない個性的なラーメンが出来上がる。麺を食べ終えて無料の洗い飯をスープに投入。これまたおいしく、完食までの道筋が出来上がっている。●居酒屋はがくれ＠下馬（中華そば）
世田谷区下馬の路地裏にある焼鳥屋。もう30年続いているらしい。毎日芝浦から新鮮な材料を取り寄せているようだ。だから焼物はもちろん旨いし、レバ刺しも新鮮で臭みがなく甘味があっておいしい。そんな店のメニューの片隅に中華そばとタンメンの文字。こだわりの店が片手間でラーメンを出すはずがない。鶏ガラは使っていないらしいが豚骨だけとは思えないコクのあるスープ。白濁ではない濃い醤油味。油も多いがくどくはない。ニンニク片が入っており、スープにも効いている。添加物は使ってないと言う。ちょっとしょっぱかったがなかなかうまかった。三軒茶屋・池尻大橋・祐天寺のいずれの駅からも遠く、行きづらい。もっとも店も狭いのでたくさん来られても困るんだろうけど・・・。●焼鳥 もくもく＠広尾（醤油らーめん）
備長炭使用の串焼き屋が９月頃からラーメンを始めた。スープは平目の干物、干し貝柱、昆布、丸鶏、げんこつなどを使った醤油味。麺は細目やや縮れ。見た目は普通だがなかなかおいしいスープ。ちょっと他と違った感じで味わい深い。ついついスープも飲み干してしまった。セットのミニチャーシュー丼は具が少なくちょっと物足りない。でも＋170円だからしょうがないか？ランチだけかと思ったら夜もやってるらしい。●焼鳥 串てつ＠春日（塩らーめん）
上記の焼鳥屋「もくもく」と同じ蘊蓄を掲げる店。実は食べに行ってるのに何屋さんだかわからない。昼はラーメンだけだったのでメニューもなかったし。たぶん店名からして串焼き屋だと思う。「もくもく」では醤油味しか無かったが、ここには醤油、塩、味噌、そしてそれぞれのつけ麺がある。本当は同じ醤油で比較したかったが塩を注文。「もくもく」のクセのある味わいに対してこちらはシンプルストレート。旨いことは旨い。聞いたら「もくもく」とは知り合いだとか。こちらは昨年5月からラーメンを出しているとのこと。
