次に出した本は
■『取材拒否の激うまラーメン店』(廣済堂出版 1400円税別)■

この本を手にとって最初に思ったことは「やられた」である。ラーメン本が多数出て・・・?どこかで書いた文章のようだ。そう、上の本と同じようにこれもやりたかった企画なのである。しかし私がこういう企画をやったらまずいよなぁー、と躊躇しているうちに出されてしまったのである。この本のうまいところというか、ずるいところは、「取材拒否店」と言っておきながら、ちゃっかり『取材をしている』ところである。しかし、おそらく掲載は無許可。写真はデジカメ。だからあまりきれいではない。ここがずるいというかうまいというか・・・。こんな汚い写真を載っけておいて、堂々と1400円税別で売ってるのである。いいのだろうか?取材を受け付けないからしょうがないのである。フライデーの写真の写りが悪くても誰も文句は言わない。許可を取らずに写してるんだから・・・。で、また文章が悔しいことに面白い。会話で成り立たせているという、ライターにとってはとっても安易な文章作りだ。これもまた、『取材拒否』という名の下に成り立ってしまう。結局、取材拒否店の掲載は40軒。この数では買うかどうかと考えるとちょっと少ない。そこで巻末に「はんつ遠藤のお薦めラーメン店」として120軒載せている。合計160軒。まぁまぁ買おうかな、と思える軒数だ。しかし、120軒は取材拒否店でも何でもない。読者心理をよく分析した策略である。その策略に見事にはまった私は、やっぱり買ってしまっている。

さて、3冊目は
■『うまいラーメン屋の歩き方』(生活情報センター発行 1200円税別)■

この本をまず手にとって思ったことは「やられた」、ではない。「なんだよ、これ?」である(笑)。前の2冊が手にとってすぐに内容を理解できたのに、この本はよくわからない。中を見ないとわからない。しかし、中を見てもラーメン店の紹介が並んでいるだけのような感じだ。ちょっと立ち読みでは理解できない。なので、ついつい買ってしまった。

第一章は「魅惑のご当地ラーメン20」としてご当地ラーメンの解説。第二章は「栄養満点の厳選食材35」。ん?なんか私の「無敵のラーメン論」(講談社新書)にちょっと似てないか?気のせいかな・・・。もっともこれは序章のようなもので本論はお店の読み物的な紹介である。こういう切り口はあるようでなかったので、なかなか面白い。

今年も「はんつ遠藤」氏は、何冊か本を出すらしい。果たしてそんなにネタやコンセプトが転がっているんだろうか?ますますもって、私は悔しい。

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