ラーメン/東京のラーメン

ラーメンの客層を変えていった光麺の次なる野望? 光麺の新しい動き

デザートを導入したり内装にこだわったり、女性をターゲットにすることにより集客をあげていった「光麺」が、次なる展開へと動き始めた。池袋西口店と恵比寿店を紹介。

大崎 裕史

執筆者:大崎 裕史

ラーメンガイド

■新展開をはじめた光麺はどこへ向かうのか?
相変わらず行列が絶えない池袋東口の人気店「光麺」。ラーメン店に杏仁豆腐やプリンを導入し、女性客をはじめとする客層の拡大を図った。また、内装や接客、メニューやロゴマークなどにおいても、既存のラーメン店からは考えにくかったスタイルにイメージ転換を図った。それが功を奏し、注目され、大行列店となっていったのである。さらに、そのスタイルを継承した新規開店が相次いだ。ラーメン業界の一つのトレンドを生み出したと言っても過言ではない。

▼世界最新杏仁豆腐
その光麺が創業から7年経った今年、大幅な改革をはじめた。メニューも刷新し、熟成光麺以外は新味に。また“世界最強杏仁豆腐”は、“世界最杏仁豆腐”と名を変え、世界中のシェフが注目するスペインのレストラン“エルブジ”『エスプーマ』の手法を取り入れたのである。

また、それだけではない。11月12月と相次いでラーメン激戦地である池袋西口と恵比寿に新店を出したが、そのいずれもが目を見張る新演出をしているのである。

■2002年11月06日「光麺」池袋西口店開店!■
「光麺が池袋に新店を出すらしい」という情報を聞いて耳を疑った。すでに人気店として定着している「光麺」が東口にあるからだ。良く聞くと今度は西口らしい。ある意味、すごいマーケティングだ。確かに池袋は大きな街で当然ながら駅も大きく、東と西ではその駅で分断されている。西口から東口へ行くのは結構大変なのである。しかし、そこに市場は間違いなく存在すると読んだのだろう。経営者の立場に立てば、同じ駅に店舗を出すことは効率のいいことでもある。

さて、気鋭の新感覚デザイナーである橋本夕紀夫氏がデザインした店内は、まず、入り口を入っただけで驚く。目の前、店内中央には1階と2階をつなぐ透明なエレベーターがある。これは、1階で調理されたものを2階へ運ぶためのものである。1階も2階もカウンター中心ではあるが、2階にはわずかながら、流行りの“個室”もある。なにかと圧倒されそうな雰囲気だ。ラーメンもこうした空間で食べるような時代になったのである。
【DATA】店名:光麺 池袋西口店  最寄駅: 池袋  住所: 東京都豊島区西池袋1-22-6(ロマンス通りに入って一本目をすぐ右に曲がると右) TEL: 03-5911-7688 営業時間: 11:00-5:00  休日: 年中無休 メニュー: 醤油光麺730 熟成光麺730 塩光麺780 特製つけ麺880 全部のせ+260 史上最強プリン400 世界最新杏仁豆腐400
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