世界で8つの目のペニンシュラホテルが東京に上陸!
フラッグシップの香港をはじめ、ニューヨーク、シカゴ、ビバリーヒルズ、バンコク、北京、マニラと7つの主要都市でラグジュアリーホテルを展開する「ザ・ペニンシュラホテルズ」。2009年に予定される「ザ・ペニンシュラ上海」に先がけ、その栄えある8つの目の拠点となったのが、2007年9月1日にオープンした「ザ・ペニンシュラ東京」です。
それは、皇居外苑や日比谷公園を望む、丸の内と銀座の玄関口。日本の灯篭にヒントを得たという、地下4F、地上24Fの優美な外観です。
ペニンシュラスタンダードと日本文化の融合がコンセプト。
デザインは、以前「
リビエラ青山」の建築家としてもご紹介した橋本夕紀夫氏。コンセプトは、「ペニンシュラスタンダードと日本文化の融合」。それを最初に目の当たりにするのが、外観下部に使われたナミビアイエローの御影石と、晴海側2~3Fの低層部に施されたブロンズの格子模様です。
その日本らしいディテールは、館内の至る所にも見られます。そのひとつが、エントランスを入ってすぐの「ザ・ロビー」の壁に広がる京都の千本格子。その直線の潔いデザインにやわらかさを与えるのが、中央に置かれた西陣織のソファや趣きある松葉模様の絨毯。
一方、これら古風な装いをつらぬくように天井に飾られるのは、1313個のLEDライトが圧巻なシャンデリア。伝統の中に斬新さを取り入れ、まさに日本文化のエッセンスが生きるモダン空間といった仕上がりです。
アメニティーは、日本初上陸のスキンケアライン。
注目は、アメニティー。設置されるのは、ニューヨーク、ロンドン、ドバイ、香港、カナダなどで販売されており、日本では初上陸となる「Davi(ダヴィ)」。それは、カリフォルニアの伝統的なワイナリーオーナー・ロバート・モンダヴィ氏の孫である、カルロ・モンダヴィと共同経営者ジョシュ・ルヴィーンが、ぶどう作りの過程で習得した経験と知識に基づき、手がけるスキンケアライン。ぶどうに含まれる抗酸化作用に、アンチエイジングを目指す女性の期待もひとしおです。
また、ゲストルームも朱塗りのカウンターや杉の網代天井など自然のテイストが施され、ホテルと言うよりも自室といったくつろぎ感。橋本氏いわく、「ここに泊まって、ここから外に出てみると、いつもの銀座が新鮮に感じられる。ホテルをきっかけに慣れ親しんだ街を新しい目で体験してほしい」とのこと。
伝統的なペニンシュラホスピタリティーにふれるダイニング。
館内のレストランは、全部で4つ。世界遺産である「蘇州古典庭園」の雰囲気と伝統的広東料理を楽しむ「
ヘイフンテラス」、360度の遠望を誇るルーフトップレストラン「
Peter」、季節の会席や逸材の天ぷらを堪能する「
京都つる家」、弦楽器の生演奏とアフタヌーンティーを楽しむオールデイダイニング「ザ・ロビー」。それらに加え、チョコレートやスイーツなどの購入や軽食が可能な「ザ・ペニンシュラブティック&カフェ」もあります。
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ザ・ペニンシュラ東京 公式HP
次ページからは、館内のレストランをご紹介します!
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伝統的広東料理「ヘイフンテラス」3ページ目
インターナショナル・キュイジーヌ「Peter」4ページ目
天ぷらと会席料理「京都つる家」4ページ目末尾
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「ザ・ロビー」と「ザ・ペニンシュラブティック&カフェ」は、
洋菓子ガイド・下井美奈子さんがお伝えしています。