ハーブ＆おいしい野菜塾　（板橋）(3ページ目)

生命の息吹にふれる農園＆グリーンハウスの見学。

左：タマネギとカモミールを一緒に植えるコンパニオンプランツ。　右：活き活きとした色彩を放つジャガイモ。

左：ニンニクの葉ってこんなのだったんだ！　右：害虫を一手に集める大役を担った春菊のバンカープランツ。

農園やグリーンハウスを見学したい方は、食後にレストランのスタッフの方に声をかけると、担当者にお願いしてくれます。

ゴーヤやルバーブなども栽培される温かなグリーンハウス。担当者は、妙高高原で生産された新しいカボチャのブランド立ち上げにもたずさわる三ツ口拓也さん。アメリカでは「ナーサリー」という育苗、苗木などを扱う会社に勤め、アメリカの農業を勉強したのち、帰国してからはこちらのチーフディレクターを務めるかたわら、講座のインストラクターもしていらっしゃいます。

驚きとなるほどの連続！　農園は植物たちの小さな宇宙。

この農園でおもしろいのは、バンカープランツとコンパニオンプランツ。

バンカープランツとは、害虫を集めるための植物。ここでは、食用の段階でわざと収穫せず、花を咲かせた春菊が植えられていました。農園のここにピンポイントで害虫を集めることで、他の植物を守ろうという意図です。

目にも鮮やか！　美容にいいローズヒップティー。また、コンパニオンプランツは、一緒に植えると成育が良くなったり、病気にかかりにくくなったりする植物同士を積極的に植えたもの。例えば、トマト＆バジル、カモミール＆玉ねぎ、ナス＆チャイブ、トマト＆ニラ。相性のいいカップルみたいですよね。

一方、グリーンハウスの中は、食べられる植物を集めたハンギングフラワーや、珍しどころでは、フランスではジャムでお馴染みのルバーブやギリシャの特産ルーシスレタスなど、ハーブは蛾を寄せ付けないかえん草とも言われるローズゼラニウムやパイナップルミントも育成中でした。


ひとつまみの塩でゆでたもぎたてのスナップエンドウ。ハウス内は、コンピューター制御によって天井の窓や白い保温カーテンの開閉が行われており、日照量や湿度、夏は昼25度、夜は15度という適温をしっかり管理されているそう。中でプチトマトをいただきましたが、野菜というよりフルーツみたいな濃厚な甘みではじけんばかりでした。

スナップエンドウも担当の方がひとつもいでくれましたが、それは大事に家まで持って帰りました。ひとつまみの塩を入れたお鍋の中で、ひとり自由に泳いでいるスナップエンドウ。野菜塾ののびやかな環境を思い出させました。

やさしい野菜をごちそうさまです。

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＜店データ＞
■ハーブ＆おいしい野菜塾
所在地：板橋区西台2-12-12
TEL：03-3932-8124
営業時間：平日ランチ　　11:30-14:30(ラストオーダー)
　　　　　　　ディナー　　　17:30-20:30(コース)　21:30(アラカルトラストオーダー）
　　　　　　　土・日 　　　　11:30-20:30(コース)　21:30(アラカルトラストオーダー）
定休日：無休
テラス席のみ喫煙

都営三田線西台駅東口より徒歩約15分
地図：Yahoo!地図情報

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