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インテリジェンスを駆使し米露の謀略を暴け(3ページ目)

冷たい戦争。それは米露の国力が注ぎ込まれた、水面下の凄まじい暗闘に他ならない。インテリジェンスを駆使し闘争に勝利せよ。国際諜報の深遠なる世界を追体験できる傑作カードゲーム『コールドウォー』登場。

執筆者:双六屋 カゲゾウ


1人の優秀なスパイは20万人の軍隊に匹敵する

コールドウォー
IDカードを模したエージェントカード(これがまたカッコイイ!) マスタースパイの他にも「二重スパイ」や「暗殺者」などの諜報の舞台には必須のエージェントたちが用意されている。
コールドウォーには、実はさらに大きな仕掛けが施されています。それがエージェントカード。

実はラウンドの最初に、手元にある6枚のエージェントカードから、1人を選び、伏せて横においておきます。

このエージェントはいわば紛争地域に派遣された凄腕の諜報部員。その独自の能力で、闘争の趨勢に大きな影響をあたえます。

カードの引き合いが終了した後、いよいよ互いのエージェントの正体が明かされます。

例えば、潜ませたエージェントが「アナリスト」なら、次回のラウンドで、グループカードの山札上3枚を見て、自由に並べ替えを行う能力をもっています。

もっとも強力なのは、「マスタースパイ」でしょう。イデオロギーの争いで負けたときに、このエージェントを潜ませておいていたなら、逆に勝利ポイントを得られるという、文字通り戦局を一変させる強力なエージェントなのです。

勝ったものは白い歯をみせてはいけない

コールドウォー
マーカーとなるチップも分厚く、重厚。小物一つまでゲームの世界観を反映してあり、シビレる!
プレイ時における選択肢はそれほど多くはありません。

しかし、自分が送り込むエージェントと、相手が送り込んでくるであろうエージェントの能力を加味しつつ、イデオロギーの闘争の戦略を立案し始めると、これが見事に思考の迷宮に嵌まり込みます。

最善手と思われる選択肢はいくらでもあると感じられ、とにかく、ラウンドの頭のエージェント選びから、グループカードを駆使したラストまで、プレイヤーの頭脳はフル回転し続けるはずです。

コールドウォーは、どんなプレイヤーと対戦してもたのしいとはおもいますが、気心のしれた友人と遊ぶのがおそらくベスト。

というのも、互いの性格や、プレイの癖を知っているだけに、「裏の裏」、「そのまた裏の裏」を読みある虚々実々の駆け引きになりやすく、深遠なる諜報戦の真髄を味わえるはずです。

本日のコールドウォーな関連・参考サイト

ゲームストア・バネスト:『コールドウォー』
FANTASY FLIGHT GAMES
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