インテリジェンスを駆使し米露の謀略を暴け(2ページ目)

謀略は誠なり

グループカードのカードフェイス。チェ・ゲバラやホメイニ師など、実際の歴史上の人物写真が使われており、これがまたゲームの世界観を盛り上げる。

単なるこのカードの引き合いがおもしろいのか？

　
これが無類におもしろいのです!!　便宜上ブラックジャックと表現しましたが、もちろん単なるブラックジャックではありません。

グループカードには、イデオロギー数値のほかに「政治」「経済」「メディア」「軍事」と、トランプのスーツのように、４つのグループがあります。

そしてこのグループごとに、特殊な効果をもっています。

山札から引いて、自分の目の前にオープンされているカードは、90度回転させることで、その効果を発動することができます。

例えば、「軍事」の効果は、敵味方に限らず、すでにオープンされているカードをこのゲームから取り除くことができます。

あるいは「政治」の効果であれば、自分の要らないカードを相手に押し付けたり、またあるいは、相手のカードを自分の方に引っこ抜いたりできます。

故上兵伐謀

１ラウンドは、僅かカード４枚前後の引き合いだが、カードの効果の発動により、密度の濃い駆け引きが味わえる。この闘争が異常に熱い！

つまり、単に上限一杯の数値を目指すだけではなく、グループカードの効果により、自分を有利にしたり、相手を妨害したりと、互いのイデオロギーの合計値が目まぐるしく変わります。

この攻防が、あたかもその国や地域を舞台に、様々な影響力を行使して、自分たちのイデオロギーを押し付けあうCIAとKGBの暗闘のごとしなのです。

イデオロギーの数値が上限MAX達して安心していたら、敵からの軍事力で、自分のカードを抹消されたり、あるいは手詰まりと思われた局面も、カードの効果で窮地を脱すことができたりと、ブラックジャックとは別次元の攻防がたのしめます。

この暗闘をさらに複雑に面白くするギミック！⇒