サルでもわかる日本ゲーム市場の「いま」

任天堂社長・岩田聡氏

東京ゲームショウには出展しない任天堂ですが、この時期に独自のカンファレンスを開催するのが恒例になりつつあります。10月10日に開催された「任天堂カンファレンス2007.秋」では、オドロキの新情報がいろいろ発表されました。当記事では発表会の資料を交えながら、わかりやすく整理していきたいと思います。

カンファレンスの開演時間になって、新作ソフトのムービーが流れたあと(スクリーンショットはコチラからどうぞ!)、登壇したのは任天堂の岩田聡社長。この1年間のゲーム市場の動向について、資料を交えながらのプレゼンテーションを行いました。

資料1:「1996年~2006年の日本ゲーム市場規模」
<資料1から分かること>
1997年をピークに市場規模は連年縮小。しかしニンテンドーDSが発売された翌年の2006年は市場規模が向上。

資料2:「2006年~2007年の日本ゲーム市場規模」
<資料2から分かること>
WiiとPS3の発売もあって2007年は「据置ハード」の市場規模が大幅に拡大。それに伴ってソフト・ハード全体の市場規模も向上。

資料3:「日本市場におけるソフト販売金額シェア」
<資料3から分かること>
Wiiの登場によってPS2・PS3のシェアは減少。ニンテンドーDSのシェアは増加。

資料4:「DSソフト市場における任天堂シェア」
<資料4から分かること>
DSへの参入ソフトメーカーの増加、ヒット作の増加により、任天堂・ポケモン以外のソフトメーカーのシェアが増加。

岩田社長は資料1・2を示して、この2年間でゲーム市場が好転していることを説明。また、資料3によって任天堂ゲーム機のシェアも大きく伸びていることを説明しました。しかし一方で、「任天堂のゲーム機では任天堂のソフトばかりが売れる」という声が上がっていたのも事実。その反証を資料4によって示してみせました。

そして、そのうえで……

資料5:「ゲームボーイアドバンスのユーザー人口」(上写真)
資料6:「ゲームキューブのユーザー人口」(下写真)
<資料5・6から分かること>
任天堂の旧世代機では、ユーザー層が低年齢に集中。かつての「任天堂ゲーム機は子供向け」というイメージを如実に表しています。

資料7:「DSのユーザー人口」(上写真)
資料8:「Wiiのユーザー人口」(下写真)
<資料7・8から分かること>
DSやWiiには低年齢層のみならず、中高年層のユーザーも多数存在。幅広い年齢層から支持されています。

資料5~8によって、岩田社長はニンテンドーDSとWiiのヒット要因について分析。これまで任天堂ゲーム機を買っていなかった人たち(SCEゲーム機ユーザーや、ゲーム自体を普段遊んでいなかった人たち)からも支持されたことが、任天堂のみならず日本のゲーム市場全体の好転にも繋がっていることを示しました。

そして岩田社長は、「女性ユーザー」に関する興味深い資料も示しました。さらに、今後もこのヒットを持続させるための、任天堂の「つぎなる戦略」も発表されました。