先日ついに発表された、任天堂の新たな家庭用ゲーム機『Wii(ウィー)』の詳細。さっそく各メディアが速報でガンガン伝えておりました。ガイドも発表会場で興奮したひとり!ですが、当記事では、興奮が落ち着いてから冷静に情報をまとめてみることにしましょう。
◆「価格」と「発売日」に物申す! |
『Wii』の価格と発売日を発表する任天堂社長・岩田聡氏。 |
価格は2万5千円、発売日は12月2日(土)。今回、もっとも心待ちにされていた情報が、このふたつでしょう。その期待に、この価格と発売日は応えることができたのでしょうか?
まずは、価格。
2万5千円という価格は、ゲームキューブやニンテンドウ64、スーパーファミコンといった、歴代の任天堂ゲーム機の発売当初の価格と同じです(ちなみに初代ファミコンは14,800円でした)。Wiiの価格が発表される前、とある記者会見で「Wiiの価格は2万5千円を上回ることはない」という任天堂専務の発言が報じられたことから、もしかしたら2万5千円よりも安くなるのでは……という憶測も流れていましたが、これは外れた格好です。
ただし、Wiiのライバル機とされる『プレイステーション3』(ソニー)の価格は、下位モデルでも62,790円。『Xbox
360』(マイクロソフト)は年末に廉価版が登場しますが、こちらは29,800円です。
さらに、Wiiと同時発売の『はじめてのWii』というソフトは、Wiiリモコン1個が同梱されて4,800円。Wiiリモコン単品は3,800円ですから、「ゲーム機本体」以上に「ソフト」のコストパフォーマンスに力を入れているという印象です。本体を買っても、ソフトが無ければ意味がありませんしね!
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※画面は開発中のものです。 |
そして、発売日。
ゲーム業界いちばんの繁盛期といえば、やはり年末商戦。12月2日ならクリスマスシーズンにはじゅうぶん間に合いますが、アメリカでは日本よりも先行して11月19日に発売されます。どうしてアメリカのほうが先なのでしょう?
おそらく、アメリカのほうが年末商戦の始まりが早いから、という理由もあるでしょうし、日本向けにじゅうぶんな数のWiiを生産しておきたい、という狙いもあるのでしょう。
ちなみにプレイステーション3は11月11日に発売予定ですが、量産化の遅れによって年内出荷を当初計画の400万台から200万台に下方修正しています。さらに「プレイステーション」ガイドの加藤さんの記事によれば、発売当日の出荷数は10万台程度にとどまる見込みとか……。Wiiには、是非とも発売当日からじゅうぶんな数を用意してほしいものです。
ちなみに12月2日といえば、ちょうど2年前にニンテンドーDSが発売された日。ニンテンドーDSの大成功にあやかってWiiも同じ日に発売する、なんて理由からではないでしょうが(……いや、それも理由のひとつかもしれませんが)、少なくとも任天堂は、「ニンテンドーDSの普及はWiiの普及を保証するものではない」と岩田社長が宣言していたとおり、ニンテンドーDSの成功に浮かれてはいけない、Wiiで新たなスタートを切る!という自覚と決意をしっかりと持っているようです。
……そして!
「価格」や「発売日」のほかにも、発表会ではWiiのオドロキの新事実が明らかになりました!
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