任天堂ゲーム/任天堂ゲーム関連情報

編集者に聞く!「ファミ通」の魅力とは(6ページ目)

「ファミ通キューブ+アドバンス」の水ピン編集長とローリング内沢さんに、「ファミ通」の魅力やその歴史、クロスレビューの採点ポリシーなどなど、ここだけのお話をたくさん聞いてきました!

執筆者:川島 圭太

ファミ通編集者の考える「ゲーム産業の今とこれから」

───最近、ユーザーの“ゲーム離れ”が進んでいると言われていますが、お2人はゲーム業界の今後についてどのように感じていますか?

水ピン う~ん、どうなるんですかね~。確かに閉塞感はありますけどね。ただ、暗い面だけではないと思いますよ。とくに、2005年にかけて次世代機も出てくるでしょうし、そこでまた一変すると思いますよ。

───最近はハードウェアの性能競争はほぼ限界に達してしまって、映像や音声面ではユーザーは驚かなくなっていますよね。ゲーム業界は成熟期に入っていると言われていますが。

ローリング内沢 僕は、ファミコン時代への原点回帰が起こると思いますね。ファミコン時代はカセットの容量が少なくても、アイディア次第で売れるソフトがどんどん出ていたじゃないですか。川島さんが言うように、もはや技術的なことではユーザーは驚かなくなっていますから、今後はアイディア勝負のソフトが増えてくると思いますし、ぜひそうなって欲しいですよね。

水ピン ゲームに限らず、日本の産業全体に新しい発明がなくなってきていますよね。ゲームもアニメも映画も、続編や焼き直しが多いですし。

───技術的な限界に達しつつあるということでしょうか。

水ピン 技術的な問題なのかなぁ。僕らも含めて、今の30代は元気無いですよ(笑)。

───業界再編も起こりつつありますね。

水ピン ただ、再編したところで良い作品が生まれるかどうかは全くの別問題ですよね。新たな発明というのは、組織ではなく個人の能力次第だと思うんですよ。個人の能力を発揮できるような環境づくりが何より重要ではないかと思いますね。

>> 次ページ:オトナにも買ってほしい「ファミ通キューブ+アドバンス」

<目次>
他誌とは違う「ファミ通キューブ+アドバンス」
読みやすく、親しみやすく、“読者”に一番近い雑誌を目指して!
“クロスレビュー”の採点ポリシー
10点つけたソフトではなく、7点つけたソフトを買うことがある!
「おまけ」の概念を超えた、豪華すぎる雑誌付録
サントラCDやらDVDやら、こんな付録ばかり作っていて大丈夫?
「週刊ファミ通」創刊の経緯と、その成功の秘訣
読者と同じ目線で雑誌を作ることの重要性!
ファミ通編集者の考える「ゲーム産業の今とこれから」
技術ではなく、アイディアの革新が求められている!
オトナにも買ってほしい「ファミ通キューブ+アドバンス」
「ファミ通キューブ+アドバンス」を読めば、子供たちの気持ちがきっと分かる!
はみだしインタビュー
ファミ通キューブ+アドバンス編集者に一問一答!

 

  • 前のページへ
  • 1
  • 5
  • 6
  • 7
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます