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任天堂の「革命」最強丁寧ガイド(2ページ目)

“革命”なんてコードネームを堂々と冠する、任天堂の次世代家庭用ゲーム機「レボリューション」。この世にかつてないエンターテインメントを創造する可能性が、そのコントローラには秘められていた!

執筆者:川島 圭太

デザイン of REVOLUTION
~「遊びやすさ」と「遊ばれやすさ」の両立~

「ゲームリモコン」
レボリューションのコントローラが“リモコン型”になった理由を説明するまえに、皆さんに考えてみてほしいことがあります。もしも自分がゲームメーカーの宣伝マンになったとして、これまでゲームにまったく触れたことがないお客さんに遊んでもらおうとしたとき、いったいゲームの何を訴えることが、いちばんのハードルになると思いますか?

ゲームの「面白さ」やルールの「わかりやすさ」は、そのソフトに興味を抱いてもらううえで初心者にアピールすべき重要なポイントでしょう。しかし、ユーザーが能動的に手を動かす「操作」という行為は、ゲームという娯楽ならではの要素でありながら、初心者に敷居の高さを感じさせてしまうポイントになりがちです。むしろ、コントローラという馴染みのないものを両手で持つことに抵抗を感じてしまう、食わず嫌いになっている人も少なくありません。

きっと、そんなお客さんにコントローラを手にとってもらうこと自体が、最初にして最大級のハードルになるのでしょう。

そこで任天堂は、レボリューションのコントローラをデザインするにあたって、ゲーム機のコントローラは「両手で持つもの」という常識を根本的に見直すところから検討に入りました。そして、まったくテレビゲームに触れたことのない人であろうと、これなら自分にもできそう! 触ってみよう! と思うことができるように、テレビのリモコンのような「誰もが抵抗感なく手に取れるもの」へと、コントローラのデザインを再定義したのです。

それは見方を変えれば、「誰もが手に取れる場所に置いておけるもの」でもあります。ふだんゲームを遊ばない人(たとえば、子供のためにゲームを買ったお父さん・お母さん)にも遊んでもらいやすい環境を作るうえで、リモコン型のコントローラと、子供部屋からリビングルームへとカンタンに持ち運べる本体のコンパクトさが果たす役割は重要です。

最大4人が同時接続できるゲームリモコンは、もちろんコードレスなのでテレビ周辺はいつもスッキリ。本体はコンパクトなうえに縦置きも横置きも可能で、他の家電製品との共存もバッチリ図れます!

レボリューションのデザインは、本体とコントローラの双方において「遊びやすさ」と「遊ばれやすさ」を見事に兼ね備えていると言えるでしょう。

次ページでは、レボリューションが文字どおりの“革命”を起こしうる前代未聞の「機能」を解説します!

<目次>
あの日、ガイドは放心状態に陥りました。
任天堂の次世代ゲーム機「レボリューション」の新事実を目撃!
「デザイン」 of REVOLUTION
~「遊びやすさ」と「遊ばれやすさ」の両立~
「機能」 of REVOLUTION
~ファンの「開拓」と「定着」を目指して~
「誕生意義」 of REVOLUTION
~次世代ゲーム機に求められる真の価値~

 

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