想像力を最大限に膨らませて隠れる

グラビア雑誌で敵兵をひきつける図
グラビア雑誌を使って敵兵をひきつけるのもおなじみの手。自分で閲覧することもできます。気をとられて見つからないように。
MGSのゲーム性を象徴するアクションに、忍び足があります。ゆっくりと、音を立てずに歩くことができるのです。物陰に隠れておいて、敵兵が後ろを向いた隙をついて、ゆっくりゆっくりと近づいて……ブスリ! としてもいいですが、そのまま敵兵の後ろをこっそりついていってまた別の物陰に隠れたり。MGSの醍醐味ですね。

こういった豊富な隠れるアクションがMGSの最大の魅力でもあります。音を立てずに近づくこともできれば、壁を叩いて音を立て、敵兵をひきつけることもできます。ダンボール箱やロッカーの中に隠れるのはおなじみの手ですし、手すりにぶら下がったり排水溝を進んだり、隠れることが出来る場所ならどこにだって隠れます。麻酔銃で眠らせたり、後ろから首を絞めて気絶させたりして無力かすることもできます。しかもそうやって倒した兵士を他の兵士に見つからないように隠したり。時には敵の服を剥いで変装して堂々と入っていく事だってあります。

周りの状況全てに、隠れて進むヒントがあります。プレイヤーは想像力を働かせて、隠れながら、敵の注意をそらしながら、進んでいくのです。

正解はひとつじゃない 何度も何度も遊べる

光学迷彩の図
クリアのランクによってボーナスアイテムがもらえることも。今までには透明になれるステルス迷彩なんてアイテムもありました。こうなったらやりたい放題ですね。
MGSが好きなプレイヤーというのは、何度も何度もクリアします。ガイドもMGSシリーズを遊ぶ時は、クリアしたらすぐさま2週目を開始してしまいます。というのも、ひとつの状況をクリアしていくにも何通りものプレイが存在して、一度では楽しみきれないからなのです。

例えば、ゲームのコンセプトを無視して一切隠れないというプレイもできます。手持ちの武装を最大限駆使して片っ端から敵兵をやっつけ、倒しきれない時は徹底的に逃走する。全く隠れずに進んでいくというプレイも可能です。逆に、一切敵を殺さないプレイもできます。必ず倒さなければいけないボスも麻酔銃で眠らせて無力化するのです。あるいは、殺さないどころか目に触れない、一切見つからないプレイというのも実に緊張感があって面白いです。ゲームをクリアすると、プレイの仕方によってランクがつけられます。誰一人にも見つからないでクリアするのは非常に難易度が高くなるので高ランクが獲得でいる、という具合です。

初めて出会う状況の中でなんとか切り抜ける緊張感。一度クリアしてゲームに慣れたら、最初とは違う方法を編み出していく面白さ。隠しアイテムを探してマップを隅々まで探索するプレイヤーもいます。作りこまれたマップには、まさかこんなところに、という場所がいくつもあって飽きさせません。

様々なアクションを使いこなしてバラエティにとんだプレイを楽しめるようになると、飛躍的に面白くなって何度も何度も遊ばずにはいられなくなります。だからこそ、MGSにはコアなファンがしっかりとついているわけです。

さて、果たしてMGSはこの独特の切り口を強く打ち出して、PS3のキラータイトルたる重責を果たしきるのでしょうか?