実用ソフトにもキラータイトルが必要

脳トレの図
DSが幅広い年齢層に売れる商品になる為に、脳トレは必須ともいえるキラーソフトでした
あったら使ってみたい実用ソフトランキングの1位に地図(ルート案内つき)が登場するということは、素直に考えるとルート案内つきの地図ソフトはまだ無いと思っている人がそれなりにたくさんいることになります。ちなみに、MAPLUSポータブルナビは8万本程売れています。中々売れていますね。しかし、ランキングを見ると、もう少し売れてもよさうな気もします。

MAPLUSポータブルナビや、みんなの地図などに限って言えば、ハードがPSPであるということが大きな要因のひとつかもしれません。ニンテンドーDS(以下DS)には、ルート案内する時、現在位置を確認する為に必要なGPS受信機が発売されていないので、スペックで見ればPSPが選択されるのは間違っていません。しかし、マーケティングの観点から見るとどうでしょうか。

実用ソフトは圧倒的にDSに集まっています。それは、タッチペンなどの分かりやすいインターフェースにくわえ、脳トレなどのキラーソフトによって、幅広い年齢層のユーザーを取り込んだマーケットが形成されているからでしょう。如何に要望があるとはいえ、自分が持っていないハードごと買わせるには余程強い購買動機を作る必要があります。高齢層などを取り込むキラータイトルがまだ存在していないPSPでは実用ソフトが売れにくい、もっと言えば注目すらされにくい現状があるように感じます。

潜在需要にアクセスしきれていないのでは?

色んな人の図
幅広い人がユーザーになるということは、流通やプロモーションの方法も幅広くする必要があります
2位の辞書ソフトに目を向けてみると、こちらはDS用ソフトとして、任天堂が発売しているDS楽引き辞典や、漢字そのまま DS楽引き辞典、があります。楽引き辞典は、任天堂の発売ということもあって、大々的にCMもされました。

DSはPSPと違ってライトユーザー、あるいは高齢層のマーケットもバッチリあります。結果としてシリーズ合計20万本も売れました、にもかかわらず、あったら利用したいと思っている人がたくさんいるという結果が出ています。

ということは、潜在需要はもっとあり、それらに対しアクセスしきれていない、と考えるのが妥当であるように思います。辞書のような実用ソフトは、発売日を心待ちにして買うようなものではありません。こういうものがあったらいいなと思った時に、目に入っていなければ売れないものです。実用ソフトは発売後時間がたっても、需要が発生する可能性が多いにあり、需要が発生した時にユーザーにアクセスしていなければ逃してしまう、ということなんですね。

最後は、実用ソフトの台頭によって、ゲームの売り方が変わっていくのかもしれない、というお話です。