いよいよ本格開戦! 次世代DVD戦争!

BDvsHD-DVDの図
BDとHD-DVDの規格争いは、PS3とXBOX360の対立とも大きな関わりがあります
本日2006年11月11日は何の日でしょう? そう! みなさんご存知の通りソニーコンピュータエンタテインメント(以下SCE)が満を持して送り出すPLAYSTATION3(以下PS3)の発売日です。スーパーコンピューターに匹敵する性能を持つと言われるPS3ですが、すごいのはそれだけではありません。今までDVDだったメディアがPS3から次世代DVD規格と言われるBlu-ray Disc(以下BD)になるんです。これにより次世代ゲーム機戦争はもちろんのこと、ソニーや松下電器産業率いるBD陣営と、東芝率いるHD-DVD陣営のこれからの映像メディアの主流規格をかけた、次世代DVD戦争が本格的に始まることになります。

今回はその次世代DVD戦争の解説初級編です。そもそも次世代DVDってなに? なんでそんなのが必要なの? という所からご説明していきたいと思います。

そもそも次世代DVDって何?

次世代DVDと言われてもなんのことやらチンプンカンプンの人もいるかもしれません。既存のDVDというのは、種類によっても異なるのですがPlaystation2(以下PS2)や初代XBOXのメディアとして採用されているもので、最大8.5GB程の容量があるとされています。はってんごぎがばいと、なんて言っても分かりにくいかもしれませんね。これも一概には言えないのですが、標準的な画質で動画を記録した場合に、2時間の動画で4GBぐらいと言えば分かりやすいでしょうか。ですから、映画が2本が丸々入るぐらいだと思ってください。それが、次世代DVDと呼ばれるHD-DVDは30GB、そしてBDはなんと50GBもの容量が入ってしまうんです!

どうしてこういうことが可能になったのかということご説明するには、光学メディアというものがどういう風に情報を記録するかのお話をしなくてはなりません。CDやDVDといった光学メディアというものは、表面にピットと呼ばれる小さな小さなくぼみがついています。そこにレーザー光線を照射して、反射の変化でデータを読み取っているんです。今までのDVDは情報読み取る際に赤色のレーザー光線を使って読み取っていました。しかし、次世代DVDでは、青紫色のレーザー光線使っていまして、これが赤色のレーザー光線に比べて波長が短いんですね。赤色レーザー光線が650ナノメートル(1ナノメートルは100万分の1ミリメートル)、一方青紫色レーザー光線は405ナノメートルなので、より細かいピットから情報が読み取れるのです。ピットが小さくなればなるほどより高い密度で情報を記録することが出来ますから、同じ直径12センチメートルのディスクでも大容量を実現できると、これが次世代DVDの正体というなのですね。

次はなぜそんなに大容量が必要になるのか、さらに次世代DVD戦争と次世代ゲーム機戦争の関わりについて、説明したいと思います。