HD不況到来

お金をかけなければ売れないHD市場…?
海外ではPS3、Xbox360のHDゲーム(ハイデフィニション:ハイビジョンクラスの高画質をウリにしたゲーム)が苦戦している。
数十億円もの大金を投入した大型プロジェクトは、ヒット時の売り上げが大きいが売れなかった時のダメージも大きく、一部のHDゲームはもはや巨額を投じる博打のような様相を呈し始めている。

膨れ上がった開発費、乱発される続編。
制作費のみでなく広告費も膨大な金額になり、数百万本販売した有名ゲームでも赤字というケースすらあるという。いくつもの開発チームが解散し、もはやHD不況と言っても差し支えない状況が迫っている。

どんどん高額になるゲーム制作費・トップ10は…?
(実際の開発費は公開されていないことが多く、金額は定かではないので参考までに)

中でも未だ本体価格が製造原価を超えると言われるPS3は、まるでそれ自体が豪華客船のようなものだ。リッチな乗客がお金をバラまいてくれればいいが、現状はそんなゲームバブルとは程遠い。

PS3はHD不況という氷山に耐えることができるのだろうか?

未だに逆ザヤなPS3

2月4日に発表されたソニーの第3半期の決算を見ると、PS3自体は好調だが、PS2とPSPの売り上げが伸びていない影響で、ゲーム部門としては減収となる。
液晶テレビなどのデジタルデバイスはかなり改善されているようで、明るい材料が多いようにも見える。

解消されつつあるPS3本体の逆ザヤはおよそ6%と発表されており、2010年中には本体のみでの黒字化が達成される見通しだ。

ソニー第3四半期決算発表

発売後3年でようやく逆ザヤ解消の見通しがたったPS3。重すぎる本体を抱え、この豪華客船が沈んでしまうという心配はないのだろうか