それが3Dシネマだ。
『アバター』の公開を目前に、日本の3Dシネマ上映対応映画館の数は増えてきている。
なんとTOHOシネマズでは、話題のRPG最新作『ファイナルファンタジーXIII(FFXIII)』の映像が3Dリメイクされて『アバター』のシネアドとして上映される。
専用メガネを使用することで迫力ある3D映像を実現する3Dシネマ。2010年には家庭用テレビでも3D対応が進み、PS3もバージョンアップにより3Dに対応するという。
家庭に3Dがやってきて、映画とゲームはどう変わるのだろうか?
どうするどうなる映画パッケージ
現行のPS3で3Dに対応というのはお得な感じもするが、肝心の3D対応テレビはいくらするのだろうか。 |
それは劇場での音響の不満だ。
自宅に比べればスピーカーの数も多く、音量もケタ違いの劇場。
だが、こと音声の圧縮データとしてはBDの方が先を行っている。
パッケージが本家を超えてしまうという逆転現象が起きているのだ。
これに対し3Dシネマは今のところ劇場の方が先行している。劇場としても「家庭では味わえない3Dの迫力」という訴求力は無視できない。
2009年は3Dシネマ元年と言われており、2010年は家庭での3Dシネマ元年と言われている。
来年は各社から3Dに対応したテレビが発売される予定で、BDプレイヤーも順次3D対応のものが発売されるからだ。さらに、現在出荷されているすべてのPS3は、アップデートにより3D出力に対応する。
ソニーによれば、2010年にはすべてのPS3のすべてのコンテンツが3D対応になるという。
「すべてのコンテンツ」とはおそらく、すべてのコンテンツが若干の調整で3D対応になるという意味だと思われる。
特にポリゴンを利用したゲームにおいては、描画自体に奥行きのデータが持たれているため、対応は難しくないだろう。
PC用ゲームでも同様のアプローチはすでに行われている。
すると問題は出力側、テレビが対応するかどうかということになる。