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おそらくは今、最も映画的なゲーム(2ページ目)

まるでプレイする映画のようだ、評判の『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』を遊んでみました。

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

一流アクション俳優に、あなたもなれる!

カット割りなどが非常に映画的で、ギャラリーにも楽しめます。
ゲームが「映画的である」というのは、過去も言われたことがある。
特に3DOというハードで発売された『Dの食卓』あたりは全編3DCGで構成されており、映画的ゲームの走りではないかと思う。

当時はあらかじめ作成された動画を、ユーザーの行動によって切り替えて表示するような形だった。
いまやゲーム機の性能も上がり、表現はよりダイナミックに、しかもユーザーの行動でリアルタイムに動くようになっている。

特に『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』ではイベントシーンのカット割りやアクションシーンのカメラワークなど、映画を意識した演出が非常にプレイ意欲を高めてくれる。

『メタルギア』バリのステルスアクションも。
何とも言えないB級冒険活劇の雰囲気と、ピンチの連続、派手なアクション。
シーンごとに適度に用意されたハードルはリアリティーがある。博物館の侵入シーンでは警備員の目を盗んで忍び込み、警報を切りながら進む。
そのところどころにキャラクター同士の駆け引きがあり、ドラマチックに物語が進行していくのがたまらない。

またアクション中にぼやく主人公も注目だ。
エスプリのきいた会話やベタなアメリカンジョークは、プレイの最中でもニヤリとさせられる。

簡単な操作で岩肌やら建物の壁やらをぐいぐい進む主人公は、操作していて本当に気持ちいい。壁のヘリにつかまっている時方向キーを押すと、飛び移れそうなところには手を伸ばしてくれるのがわかりやすくてよい。

映画『インディー・ジョーンズ』『ハムナプトラ』あたりの遺跡冒険の醍醐味が味わえるし、現行ゲーム機でも最高峰のグラフィックは、本当にその場にいるかのような臨場感を味あわせてくれる。

前作ではやや冗長なイメージだったシューティングシーンも、本作ではストレスなくプレイできる
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