PSP版の『初音ミク -Project DIVA-』が12万本を超えるヒットを記録中である。
これはバーチャルアイドル初音ミクが登場するリズムゲームで、なぜかPS3内のユーザーコミュニティ、PlayStation Homeでもライブイベントなどが行われた。

一部で一種異様ともいえる盛り上がりを見せる初音ミクだが、これはいったい何なのだろうか?

スタートはDTMパッケージ

パッケージからは歌声合成ソフトとは思えない。
初音ミクは2007年8月31日に産声を上げた。
これはPCにインストールし、歌声を生成するための音声合成ソフトなのである。
彼女は女性声優藤田咲から声を貰い、ユーザーがデスクトップミュージック(PCを利用する作曲、編曲環境…以下DTM)において歌わせられるということで、発売当初から同ソフトは大ヒットを記録していた。

以前から同様のソフトは存在したが、初音ミクは突出して自然な歌声が表現できたこと、可憐なイラストによりキャラクターとしての魅力があったことなどがヒットに結び付いた。

現在初音ミクは4万本以上という、DTMソフトウェアとしては異例中の異例と言える発売数を誇る。
彼女の歌声はニコニコ動画などに積極的に投稿され、クリエーター、ファン双方が盛り上げるというコンシューマ・ジェネレイテッド・メディア(消費者がコンテンツを生成して自律的に成長するタイプのメディア…以下CGM)として理想的な発展を遂げている。

そんな初音ミクが、今までニコニコ動画などで人気を誇った楽曲や新曲を引っ提げてリズムゲームとして誕生したのが『初音ミク -Project DIVA-』ということなのである。

この音声合成という技術、その歴史は結構古い