かの新清士氏まで話題にしている新型PSPだが、ここに至っても確定情報は何もない。PS3の新型の噂はもはや恒例行事となってきているが、これも現状では何も確定情報が無い。
PSPは国内で引き続き好調だが、海外ではそうでもない。
本体はそこそこ売れるのにもかかわらず、何故かソフトが売れないのである。ソフトも本体も順調なDSとは対照的だ。
ここら辺でPSPのビジネスモデルを考え直さなければならない状況に来ているだろうことは想像に難くないが、その手段といえるのが新型の発売だ。
現状で色々浮かんでくる噂はやや先進的だ。UMDスロットを廃止、大容量のメモリを内蔵、電話機能、タッチパネル…。
信憑性のほどはとにかく、噂でもPSPの「戦略転換の必要性」を感じ取ることが出来る。
PSPはソフトが不足していても本体だけは売れるという不思議な現象を生んでいる。おそらくは高性能なAVプレイヤーとして活躍しているのだろうが、そのAV性能を維持したまま、よりセキュアで「遊べるゲーム機」としての能力を必要とされているようだ。
PSPと親和性の高いPS3にとっても、PSPの躍進が追い風になってほしいという思惑がある。
タイミングとしては前回のマイナーチェンジから間がないが、何らかの動きがあってもおかしくはない。
海外では相変わらず不調なPS3が、（新型PSPはともかく）次にどのような手を打つかは非常に興味深い。
対して国内シェアはWiiに遠く及ばないものの、ある一定の市場を築きつつある。この先どう市場を広げるかは重要だ。
特に、Xbox360で最大級のヒット作となった『テイルズ オブ ヴェスペリア』の移植作がPS3でどれだけ売れるか、このあたりは市場分析の上で非常に注目されるだろう。
筆者としては現時点で、色々不安要素はありつつ、確実に「PS3は始まっている」というのが正直な実感だ。
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