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春のPS3新作ラッシュを乗り切るために

春にかけて、PS3では怒涛の新作ラッシュ! 前もって計画を立てておかないと対処しきれないかも? しかし、本当の注目はその後の…?

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

世の中は不況真っ只中だが、ゲーム業界はどうだろうか。
強烈な円高を背景に、輸出は総じて暗い見通しとなっている。
だが元来ゲームは不況に強い業界といわれており、輸入・国内需要だけで言えばそう落ち込まないのではないか、という見方もできる。
実際今年3月までは各ハードで数多くの新作が発売される。
特にPS3はかなりの充実ぶり。

今回は3月までに発売される独占タイトル・大型タイトルを中心にご紹介しよう。

見逃せない充実の独占タイトル群

独占タイトルだけでもかなりの充実ぶり。筆者も全部欲しい。

やはり一番注目度の高いのはPS3独占タイトルだろう。他ハードとの差別化と言うほかにも、PS3向けにチューンアップすることでハードの性能を生かしたタイトルが生まれる。

『NARUTO ナルティメット・ストーム』

北米で先行発売され、既に40万本を売り上げたタイトル。
1月15日発売となる対戦型格闘アクションゲームである。
製品を楽しみにしていたのだが初期設定が少なめだったのか、先週末はどこのショップでも品切れ状態だった。

『NARUTO』はプラットフォームごとにパブリッシャーが異なる状態で、WiiやXbox360で発売されている作品はそれぞれ内容が異なる。
だがPS3版のデキは突出しているといってもいいだろう。
3DCGでアニメ的なレンダリングをする技術に『トゥーンレンダリング』というものがあるが、筆者はこれほどアニメらしさを残したトゥーンレンダリングを観たことがない。

ゲームは非常にテンポが良く、カットインする演出が本当に格好いい。
オンライン対戦に対応しないのが唯一残念な点だが、原作ファンだけに遊ばせるのはもったいない良作だと感じた。

『龍が如く3』

PS2でセンセーショナルなデビューを果たした「大人のためのアクションアドベンチャー」最新作である。
2008年には番外編となる『龍が如く 見参!』が発売され、30万本近いヒット作となった。

とはいえやはりナンバリングタイトルが気になる人も多いだろう。

『龍が如く』シリーズは、極道の世界を背景にした骨太なシナリオが魅力だが、今回は次世代ハードで作品の舞台“神室町”が再現されるとあってグラフィック面でも注目度が高い。
実在の企業と積極的にコラボレーションしただけあり、そのリアルさは必見。

恥ずかしながら筆者はシリーズ未体験だったのだが、『龍が如く3』の発売を前に1作目から遊んでいる。やはりシリーズものは1作目から遊びたいと思ったからだが、しかし男くささ満載のシナリオにはグイグイ引き込まれる。既に他のゲームが手につかない状態で、これがHDで遊べると思うだけで期待が止まらない。 2月26日発売となる。

『無双OROCHI Z』

PS3では初となる『無双OROCHI』。無双シリーズの集大成とも言えるシリーズだが、最新作ということでその作り込みが気になるところ。
戦場に現れる敵の数はシリーズ最大とのことだが、詳細は未だ不明である。
3月12日の発売日を楽しみに待ちたい。

『デモンズソウル』

『キングスフィールド』で評価の高いフロムソフトウェア製のアクションRPG。2月5日発売となる。
かなりダークな重い雰囲気のファンタジー路線を打ち出している。
日本ではなじみの薄い主観視点のRPGと言うことでやや人を選びそうだが、重厚な世界観は妖しくも美しい。
海外製の主観視点RPGは数多いが、それらに敷居が高いと感じるユーザーはまずこちらを試してみてはいかがだろう。

次は、他機種とのマルチ作品とベスト版を紹介しよう
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