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PS3新サービス『PS Home』とフラメンコマン(4ページ目)

PS3で予定されている新サービス『PS Home』。3D空間でフレンドとチャットやゲームが出来るコミュニケーションツールである。今回は『PS Home』のクローズドベータテストの模様をお伝えしよう。

山道 健介

執筆者:山道 健介

プレイステーションガイド

フラメンコマンを探せ!

不特定多数が一つの何かに向かって団結した好例。怖いけど。
ベータテストの初期では人も少なく、話し相手も限られていた。
当選人数が少なかったと見えて、ホームスクエアもそれほど人がいない状態であった。

『PS Home』の情報を求めて巨大掲示板を訪れた筆者は、そこで「フラメンコマン」の噂を耳にする。
ホームスクエアの一角に、フラメンコを踊り続ける男の姿があると言うのだ。

ホームスクエアは一度に64人まで入れると言われている。
64人を超える人数が接続すると2つ目のホームスクエアが作られ、人数によりどんどん増えていくことになる。
したがって「いつ接続しても同じ場所でフラメンコを踊り続ける人がいる」と言う現象は、参加人数が少ないベータ版でしか起こりえない現象だ。
誰かが「では今日の10時にみんなで確認しよう」と発言し、その夜にフラメンコマン狩りが始まった。

筆者が10時丁度にフラメンコマンがいつもいると言われていた場所を訪れてみると、そこには誰もいなかった。おや、フラメンコマンの居ないサーバに割り振られてしまったかなと思いウロウロしていると、広場の一角でフラメンコを踊る集団を発見。

正直言ってちょっと怖い風景である。

恐る恐る「あの…フラメンコマンの件で集まった人たちですか?」と聞くと、フラメンコを踊りながら「そうですよー」と。
当のフラメンコマンは数時間前に突然移動していなくなったらしい。
仕方ないのでみんなでフラメンコを踊っていると、しばらくして当人が登場!
「フラメンコマンだ!」
「総帥!」(なぜか総帥扱い)
「いつも見かけるけど普段何してるんですか」
「PS3つけっぱなしなんじゃないですか」
と質問責め。
その後なぜかほぼ全員がフラメンコマンと同じ姿になり(アバターの変更は簡単)、なぜかホームスクエア内を練り歩き、なぜか海辺で歓談中の人々に向かって横一列に並び、なぜか全員でフラメンコ。
その後グダグダのまま自然解散の運びとなった。

多分、ベータテスト中で参加者が一つになった最初の事例ではないかと思うのだが、筆者としてはなかなか楽しい経験だった。

これからの発展も含めて非常に楽しみなコンテンツである。
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