やっぱりPS2の互換機能が絶対必要!
ソフトによってはプログレッシブ対応のものよりアップコンバートのほうが綺麗なものもある。 |
筆者は互換性のある20GBモデルを所持しているが、互換性については是非復活させて欲しいと思っている。
通常、大型テレビでPS2を遊ぶと全体的にかなり粗が目立ってしまうが、PS3の優秀なアップコンバート性能なら、PS2のタイトルをPS3で遊んだときの違和感が劇的に解消されるからだ。
互換機能が廃止された40GBモデルでもPSのタイトルなら遊べる。PSでもアップコンバートの恩恵は大きいが、やはりかなり古いゲームばかりになるためどうしても物足りない。
また、40GB版のPS3でもPS2の互換機能を実現する、ソフトウェアエミュレーション搭載の噂も根強くある。
ハードウェア的な制限があるためかなり難しいと言われる上、PS2のCPUとGPUを搭載した20GB・60GBモデルでも互換性に問題が残った前例を考えると過度の期待はしないほうが良さそうだが、なんとしても頑張って欲しいところだ。
何はさて置き値下げでしょう!!
もう、兎にも角にも置き値下げである。仮にハードウェア単体での黒字化が実現できていなくても、まずは値下げである。という意見は多い。
普及のためなら多少の無茶は必要だと、筆者も思う。
ちなみに2008年第1四半期の決算発表で、ゲーム部門の黒字が発表されている。今までの累積赤字があるにせよ、このままいけば値下げも期待できそうだ。
しかし、じゃあいくらまで下げればいいんだということになるとちょっと難しい。34,980円くらいはなんとなく現実的だと思うが、29.980円までは無理だろうか?
そもそも製造原価はどれくらいで、どれくらいの赤字ならばクッションできるのか…。
PS3に頑張って欲しい気持ちは強くあるものの、適正な単価というのは難しいなぁと思う。ユーザーにしてみれば、欲しければ買う、そうでなければ買わないというだけの話だ。
確かなのは、量産が進み、チップの小型化・材料の安定した需要があればコスト的には削減できてくるということ。
特にCELLは社外生産に移行したため、PS2の時のような劇的な値下げは期待できないかもしれない。また、冒頭の平井社長の言うように10年間の作戦の中では、安易な値下げより足場を固めるほうが先決だという経営判断もありそうだ。
しかしユーザーにとっては、まずは所有者が増えて確固たる市場が形成されないとソフトの供給が進まないというジレンマもある。
供給が進まないと、タイトルの増加も望みにくいのである。